「命の授業」の腰塚勇人です
あなたは知り合って２年でいなくなった
妻と二人で「不器用だけどあの一生懸命さがいいよね」って言っていた
どんなことがあっても
いつも最後には息子を抱きしめてくれた
親としてそれだけでよかった
私たち親が求めていたこと
それは
「あなたのこと愛してる」
「あなたは私にとって大切な存在」
というメッセージをくれる人でよかった
そのあなたは息子の年中の進級には一緒に上がってこなく
息子が年長に上がる前に幼稚園を去った
理由は分からない
幼稚園的には力がない先生だったのかも知れない
それともプライベートのことだったのか
たくさんの噂も流れた
親として「何で彼女が！！」
自分の息子のことしか考えていない
冷静さに欠けた発言だとは分かっていた
でもあなたに会えた私たち家族は
心から幸せを感じていました
息子を安心して任せることができました
明日、息子は幼稚園の卒園式です
四月から小学１年生です
あなたに会えたこと
息子にとっても、子育て初心者の私たち夫婦にとっても
宝物でした
今違う保育園で頑張っていると聞きました
あなたにとってこの仕事は天職だから
幸せにできる子どもたちもたくさんいるから
そして、その数を慌てず、焦らず
一人ずつ増やしていけばいいから
あなたは不器用
でも、あなたは子どもたちを抱きしめることで
存在を感じ、温もりを感じ、欲しかった気持ちを感じ
心がつながる事を知っている
そしてあなたの一生懸命さは
失敗を許せる力がある
なぜならあなたは素直だから
ちょっと上から目線でごめんね・・・
本当は明日を一緒に迎えたかった
そして抱き合って喜び、お礼が言いたかった
これからの活躍、応援しています
息子をたくさん抱きしめてくれてありがとう
息子を愛してくれてありがとう
そして私たち家族と出会ってくれてありがとう
息子はまだまだ甘ったれだけど
人を信頼する子どもになれました
素直に育っています
感謝を込めて
