兄 妹
「命の授業」の腰塚勇人です
一昨日の夜、群馬の叔母さんから電話がありました。
「勇人、明日お父さんに会いに行っていい?」
ビックリしました
「どうやってくるの?」
「娘二入と孫たちと電車だけど」
従姉妹と一緒ならちょっと安心
「よろしくお願いします」
申し訳ない気持ちもありながら嬉しかったです
11時過ぎ、近くの駅に電車を乗り継ぎ到着
小学4年生と2年生の甥っ子たちは
渡良瀬渓谷鉄道という「汽車」は乗ったことがあるものの
「電車」は初めて、それと人の多さに大興奮でした
親父とお袋には内緒にしておきました
叔母さんがピンポンを鳴らすとお袋が出てきて
叔母さんの顔を見るやいなや泣き出し親父を呼びました
親父と叔母さんは76歳と70歳の兄妹
黙って手を握り泣きじゃくる二人
兄妹にしか分からない、伝わることのない想いが
そこにはあるようでした
いくつになっても兄妹なんです
この歳になると、お互いに願うことは
「ただただ元気でいて欲しい」
それだけのようです
親父にとっては素敵なお年玉すぎます
自分の口から「温かくなったら田舎に行くから」と
叔母さんに伝えていました
本当は自分の生まれ故郷でもある田舎に
今すぐにでも行きたい親父なんです
昨年のお袋の仙台でのお姉さんとの再会といい
昨日の叔母さんの親父との再会といい
その姿を見ていて
人生仕事も子育ても全てが終わり
きょうだい(兄妹・姉妹)でもう一度一緒にいられる時間を
共有している喜びを目の当たりにしました
とっても素敵な光景でした
また息子と甥っ子はおもちゃを部屋一面に散らかし大騒ぎしていました
その姿に息子にも兄弟か・・・
そんなことをちょっと思った自分がいました
会話が盛り上がっていると叔母さんが
「ちょっと勇人、聴いてよ」
「家の孫、あたしがお化粧をしていると
ばあちゃんしてもしなくても変わらないよと言うんだよ」
「自分でもそうは思いながら 頭にきちゃった」
そうしたらお姉ちゃんのほうが
「ばーちゃんは化粧しなくても大丈夫ってことだよ」って
「ものは考えようだな~って思いながら
なんだか慰められているようで喜べなかったんだよねぇ~ 」と
コメントを控え、黙って聞くだけにしました
年始そうそう叔母さん、従姉妹、甥っ子に会えて嬉しかったです
私もできる限り大切な人のところへは
今年も自分から足を運び会いに行こうと思います
感謝をこめて
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