バスケット 3 ~金メダル~
「命の授業」の腰塚勇人です
人生で青春といわれる時代の大半を
私の場合バスケットに費やした(一生青春という方もいらっしゃいますが)
そこまでハマったきっかけは
小学校最後の大会での素敵なギフトのおかげだ
バスケットを始めた動機・・・
それは、あだ名が「こし豚」・・・
そう、どこから見ても、誰が見ても超がつくくらいの肥満児だった
その脂肪細胞の数が今の私の体型を形造っているのかも・・・
仕方ないか・・・なんて言い訳してみたりして
本当にヤバかった
おっぱいはたるむし
気をつけしても段々腹でオチンチンは見えないは
体育の時間の走り高跳びは30cmが飛べないは
走ればビリだし
ものを食べれば自分で口の中のほっぺの肉をかじっちゃうし
4年生の夏より真剣にダイエットを始めた
それと同時に何かスポーツを?!ということで
友達がたくさん入っていてバスケットをやれば身長が伸びるのでは?
と安易な考えから始めた
最初は走れないし、飛べないし、ボールはあっちこっちにいっちゃうし
ストレスで減量できるのでは?と思うぐらいであった
本当に楽しくなってきたのは5年生になってからだった
食事とバスケットの努力とストレスの甲斐があり
次第に体重は減り、逆に身長が伸び始めてくれた
最初が悪いと成長の速度が速いのを自覚でき
「俺ってやればできるじゃん!!」と思え
だんだん楽しきなってきた
6年生ではなんとスタメンになっていた
毎年2月に6年生最後の「さわやか杯」が行われた
当然主催はコカコーラ
1位から3位までに入ると
金・銀・銅のメダルがもらえた
去年の先輩は銅メダルであった
メダルが並ぶ机にかぶりつき金メダルを眺め
「これほしいな~」ではなく
「これ本物の金かな~」って言った覚えがある
あの頃は無邪気で純粋な子だった・・・
参加校は30校以上ある中で決勝まで進み
見事優勝をした首からかけられた金メダルは重たく誇らしかった
でも私の中では「本物の金かどうか」のほうが気になっていて
その夜、家で隠れてドライバーでメダルの淵を削ってみた・・・
私の夢は儚く散った・・・
メッキじゃん!!当たり前だが・・・
今でも実家に金メダルは削った傷と
たくさんの思い出とともに置いてある
肥満体の身体が嘘のように軽くなり、優勝した自信から
中学→高校までつづけた
高校で全国大会へ行った時の記念に買った
ネクタイピンはお気に入りだったがどこかへいってしまった
実は今年の5月、32年ぶりに金メダルをもらった
それはメンターである望月俊孝さんのhttp://ameblo.jp/takaramap/「宝地図ムービーナビゲーターセミナー」で
最後の研究発表で作ったムービー「命の授業2」が
50人の中でグランプリを頂き、そのギフトとして金メダルをもらえた
この歳での金メダルはなんだかとてもうれしかった
自分を「頑張ったね」って褒めてあげられた
リビングのテレビの横に置いてあり、日に何回かは目にして
一人でいい気分になっている
当然だが傷はつけていない
自分が努力をした足跡はどんな成果であろうと認めてもらいたい
そんなことを感じる
たとえそれが金メダルでなくても
頑張っている姿を声に出し伝えられる大人で
これからもいたい
毎日生きてることが楽しいです
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