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親の小言

親の小言


今日、友人の息子さんの高校入学式です

もう30年以上前のことですが
私自身、中学生になったときは友達もたくさんいて
どこか小学校の延長に感じていましたが
中学から高校生になったときは
知っている仲間もそれほどいなかった以上に
高校3年生が「大人」に見えました

初めて自分が「大人」なる準備の段階になった感覚を持ったときでした
それと勉強でも部活でも目標を持って目を輝かし
来ている仲間が多かったため
自分をしっかり持ち自分が努力をしないと
ある意味、競争に負ける、置いて行かれ取り残される・・・
喜びや期待感より不安と危機感を持っていたのを覚えています

彼の凄いところは、親元を離れ今日から全寮制
そういう学校を選んだだけでも彼を尊敬してしまいます

私には社会人になってからの一人暮らしの経験しかないので
高校生で親元を離れての寮生活
ある程度自分の身の回りのことを含め
自分で管理しながら勉強や部活に励む

慣れてしまえばというところもあるかもしれませんが
彼のこれからの人生において
とてもイイ経験になるのだろうと勝手に思ってしまいますが
親の立場になると
嬉しくもあり淋しい気持ちにもなってしまう気がしますが
これからの彼の成長が楽しみです

先日、他の友人達と話していたら
親の小言の話になりました

「腰塚、親に言われた小言覚えている?」

その質問に、両親の顔が頭に浮かび
「自分がした人との約束は守れ」
「人に迷惑をかけるな」
「自分の決めたことは途中で投げ出さず最後までやり遂げろ」
「時間にルーズになるな」

小さい時から事あるごとに言われ続けられ
また破ったときはもの凄く怒られ
今のように「でも、だって」と
へりくつ、言い訳の中で生きていなかった
「素直」な子どもだったため

耳にも頭にも身体にも染みついている気がします

今となってはその小言がありがたいです
誰も言ってはくれないから

俺は息子にはどんな小言を伝えているだろう・・・
そう思ったときでもありました

小言は生き物
親である自分ができていないことをいくら言っても
子どもには見透かされます

私に残っている親の小言
親が自らが生きていてくれたんだと思います

息子に聞きました
「パパが君にいつも言っている言葉で、すぐに思い出すものってある?」

すると息子は
「ありがとうの気持ちをいつも持ちなさい」
「勉強は人の力になるためにする」
「時間は守る」
「自分で決めたこと最後までやる」でした

私自身にも言いきかせました

友人の息子さんの成長がとっても楽しみです
ちょっと早いですが一緒に飲める日が楽しみです
(そんな成長でないでしょ!)
近くに行ったときは会いに行こうと思います

彼が持っている親の小言
大切に生きて欲しいです

親はありがたいです

感謝をこめて


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