先日、子どもの将来の進路のことで職場の先生たちと話をしていた
みなさん大学受験を控えるお子さんをお持ちであったり
高校生、中学生のお父さん、お母さん
共通して出てくる言葉が「今は不況」「世の中厳しい」「就職難」・・・
なんだか聞いていて・・・であった
どこかで腰塚さんの息子さんはまだ５歳だから・・・見たいな雰囲気もあり
我慢して笑顔でうなずきながら聞いていたが限界を超え
「先になりたいもの見つかるといいですよね！」と柔らかく言った
すると皆さんの顔つきが・・・であった
その中のお二人が口をそろえて言った
「そんなの理想だよ」
なんだか寂しくなった
職場の仲間のことを悪く言うつもりはない
確かに現実に目を向けることも大切である
でも、今目の前で起きていること、毎日続いていることが全て正しいのか・・・
確かに現実は子どもたちにとっても大人にとっても
苦しく辛い環境があるのは事実である
その人たちが努力をしていないわけでも考えていないわけでも全くない
だからこそそのエネルギーを無駄にしないためにも
誰かが方法や見方を変えるヒントを示さなければ
いつまでたっても空回りのような気がする
そのうち疲れ果て
「人生こんなもんだ的」発言をし始める
それに安心してしまう
なぜならそういうことを言っている人が周りや、テレビにたくさんいるから
同じ意味合いのことかどうかは分からないが
私の教え子に地域でトップの進学校に入学したにもかかわらず
高校一年生で退学し、新たなステージへ行った生徒がいる
彼女の夢は「世界平和」
彼女は中学の時から言っていた
国連で仕事がしたいと
彼女はイギリスへ留学し今国連に勤めている
もう一人の彼は私のクラスであまり学校へ来れなかった
その彼は今学校教育を変えたいといって文科省に勤めている
国連、文科省ある意味それが・・・である
でも彼等、そのご家族と周りの方々は彼らの夢を応援した
理想論で片づけなかった
本気が本当の行動を生み出し
本気に応援してくれる人が現れる
それは逆の見方をすれば
本気で大人が「夢を追っている姿」や「夢は叶うんだ」という
言動をしているかだと思う
そんな大人になろうと思う
