親父からの電話 ~雪の大渋滞で~
昨日は山梨県立甲府東高校様1年生に
キャリア教育の一環として菅公学生服さんの支援で
命の授業をさせていただきました
昨日は午後から大雪の予報
講演後の帰りの車の渋滞は覚悟を決めて
学校へ向かいましたが
先生、菅公学生服の担当者の方の挨拶が同じで面白く
「こんな天気の中、申し訳ありません・・・」
天気は誰のセイでもありませんから(笑)
講演がはじまるときはまだ雪はちらほらで
これなら帰りの車ももしかして家までスンナリ?!
と淡い期待を胸に講演は本気モードにスイッチON
しかし、甘かった~・・・
学校を出た時には雪は大粒に変わっていて
路面はまだ濡れている状態でしたが
高速に入ったら真っ白、ほとんど一車線50km走行
雪道の緊張感と焦る気持ちを抑えながら安全運転
でも見えてきた表示は
ジャンクションから先、自宅近くのICまでの高速は
通行止め! あちゃ~
ジャンクション手前のICで降りて
山道の一般道を行くしかないけど、おそらく・・・
ようやく雪の高速から降りるIC近くまでも来るも
その手前から大渋滞
そりゃ~みんな同じこと考えるよなぁ~
と思いつつもほとんど車が前に進まない
なぜに?!
全て係りの人の手作業、それもゲートが一か所
20代前半、まだETCがなくスキー全盛期の
ICの大渋滞を懐かしく思いながら
笑うしかありませんでしたし
寒い中、係りの方の申し訳なさそうに
対応している姿にご苦労様しか言えませんでした
ようやく、ICを抜けるもやっぱり一般道も大渋滞
パトカーは通るしこれは一晩、車の中で・・・
そんなことも頭をよぎりながら
こうなると分かっていて車で行ったのは自分
ここまで来たらあとは一本道、コンビニはあるし
なるようにしかならならないと開き直り
すると携帯が鳴り父親からでした
1年に一回も電話なんかしてこないのに
ましてこんな雪の日になんかイヤな予感・・・
車を止め電話に出ると
「勇人、大丈夫か~ 車、動いているか~
気をつけて帰って来いよ、お母さんも心配しているから」
うそ?!
痴呆もはじまり元々言葉数も少なく言葉足らずの
82歳の親父からこんな電話をもらうとは・・・
人生では・じ・め・て・かも
感動というより衝撃でした
ありがとう親父・・・嬉しかったよ
夜遅く、無事に家に到着
離れの明かりは消えていたので
朝、顔を出しお礼を言います
大雪の中、一生忘れられない
温かすぎる幸せな出来事でした
ありがとう親父
今日は晩飯一緒に食べようなっ!
感謝をこめて