数より質 ~尊敬する大将から~
父の日、食事に誘ったら
「今日は友だちが将棋さしに来るから」と嬉しそうにいう父親
じゃあ何か差し入れするよ
すると父親、「うまい寿司が食べたいなぁ~」
はい、はい
うまい寿司とは特別の時に行く友人が大将をするお店のことで
まぁ喜んでくれるなら良いかぁ~と
往復1時間かけ、お寿司を取りにいきました
やっぱりあそこの寿司はうまかった~、ありがとう
の声が聞け結果オーライです
昨日はお店のほうに用事があり桶を返し行くと
ちょうどうすいて一息ついていたところだから
お茶のんでいきなよって
夜の仕込みもあるのだろうと思いながらも
その言葉に甘えてしまいました
友人でもある大将のお店
色々な方がお忍びや接待で使いファンが多く
一見さんお断りというわけではないのですが
のれんも出ていなことが多いんです
私が大将の大好きなところは
やっぱり経営者である前に職人なんです
大きくできるはずのお店なのにあえて大きくしないんです
なぜなら、自分が納得する仕事をしたいから
自分が板場に立ち握る寿司で勝負をしたい
お客さんを喜ばせたいと
だから寿司以外のことに余計な気を遣いたくない
常に自分ができる最高の仕事を心がけるからこそ
自分のキャパを越える事はしないと決めているんです
こんな話しもしてくれました
大きくした仲間の寿司屋さんや
一代で起こしたラーメン屋が今やTVで引っぱりだこの店主
でもその人たちからでる言葉は
利益率や経費といったお金のことや
自分がお店をはじめた時の志とはズレはじめてる違和感であり
質より数や益を優先しなくはならなくなった事への葛藤であると
「腰さん、俺この仕事大好きなんです
だからこそ、この味を守ることが、俺が板場に立つことが
うちの店で寿司を食べたいと思ってくれる
お客さんの信頼を守ることだって思っているんです」
初心貫徹、現場主義
数や益より質
広めるより深める
私が目指す仕事の仕方、生き方を
いつも再確認させてくれる私にとって大切な
ドリー夢メーカーです
お茶を飲みながらのたった30分の会話でしたが
最幸の時間でした
いつまでも友人でいたいからこそ
そして聴講者や主催者の方から
腰塚の話しを聞けて良かった~と喜んでくださる方を
一人でも多くするために、私自身が質にこだわり
成長を続けることしかありません
今日は明日が朝一で講演のため
午後から富山滑川に向かいます
5ヶ月ぶりに会う心友が待っていてくれます
楽しんできます
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