悔しさとセルフイメージ
「命の授業」の腰塚勇人です
私をこの世に生んでくれて、育ててくれて
生きる規範と知恵を与えてくれた父・母には
親になって、子どもを育て
その存在の大きさと深さには改めて
感謝の気持ちでいっぱいになります
そして75歳で脳梗塞になり左半身麻痺で
介護度5の判定を受けた父親が1年2ヶ月リハビリを経ての
再判定で介護度3になり
自力歩行と車の運転を目指し、リハビリを続けています
76歳の父親のリハビリの姿を見るたびに
「すごいなぁ~」と感心します
父親の口癖があります
それは「悔しい」と「まだまだ」
リハビリをしているときや普段の生活中で
情けさ、悲しさ、辛さ、怒り、不満なども
たくさん感じていることと思います
でも父親の原動力の源は
「なにクソ!」「チキショウ!」「今に見てろ!」
「こんな所で俺は終わってたまるか!」といった
悔しさである気がします
高校時代の部活の顧問の先生に聞いたことがあります
悔しさの感情は
他のマイナス感情と、決定的に違う点が一つだけあると
他のマイナス感情は、怒りでも悲しみでも、不満でも、
色々な理由である種の反応として
その反応の仕方に違いはあってもみんな起こるそうです
馬鹿にされ怒りを感じる
誤解され不満を感じる
もしくは恋人にふられ、悲しみが湧いてくる
ところが、悔しさだけは違うと
悔しさとは、その人が持っている自己の
「セルフイメージの高さに比例して大きくなる」と教わりました
ボクシングの選手が試合中
何回ダウンしても立ち上がるのは
そのセルフイメージを作りあげてきた
厳しい練習からの自分へのプライドと
今ある納得のいかない現実とのギャップがあるから
悔しさを感じ、何回でも立ち上がろうとすると
「セルフイメージの低い者に悔しさは起こらない
お前たちもそれだけの練習はしてきただろう
自分たちの目標が達成できなかったら悔しいだろ」と
父親を見ていて同じようなことを感じました
父親にもセルフイメージと現実のギャップに
悔しさをもの凄く感じているようです
その中でそれをあきらめではなく
ギャップを埋める努力を続けている父親には
誇り高ささえを感じるときもあります
生きるお手本がこんな目の前にいてくれ
嬉しいです
素敵な週末を
感謝を込めて
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