現場に行くとやっぱり ~3/11オープンに向けて~
「命の授業」の腰塚勇人です
宮城県大崎市での講演前にレンタカーを借りて
昨年8月以来、、半年ぶりに
石巻を訪れることができました
高速を降り国道を走っていると
今まで伺った3回とは明らかに
町の様子が変わっていました
インターの周辺の市街地は活気があり
ある意味これが震災前の街の状態だったんだろうと感じました
しかし北上川の橋を越え、トンネルを抜け
石巻港の方へ向かうと、その景色は一変
半年前とさほど変わっていない気がしました
変わったなと感じるのは更地が多くなったこと
あっちこっちで重機が工場や家のコンクリートを壊し
ダンプカーが廃材を運んでいました
時間の流れ方が中心地とは明らかに違いました
5月に伺った時から止まったままのことろさえありました
同じ街なのに
津波を受けたところと、そうでないところでこんなにも・・・
それは建物だけでなく、人もある意味同じ・・・
家を建てたくても・・・
住んでいた土地に戻りたくても・・・
いつまで仮設住宅で・・・
そんな話をしてくれたのは
5月に倉庫の片づけをさせて頂いた
電気屋さんのお母さんと息子さん
それ以来のお付き合いで
昨年11月、初めて仙台で講演をさせて頂いたときは
お二人で聞きに来てくださいました
津波によってお店、倉庫は半壊
商品は全て流された状態にも関わらず
この場所でお店を再開すると決めたご家族でした
その理由は
先祖代々住んできたところだから
そして電気屋だからと息子さん
その意味は電気屋が街に灯をともさなくては
という使命感からでした
そして生きててあてにしてくれ、頼ってくれる
お客さんがたくさんいるからと
俺たちなんか幸せなんです
家族全員無事だったからと
でも一番の理由は
地震保険に入っていたから
なんとかお店の再開にめどがたったと・・・
3月11日のオープンに向け準備を進めていました
ご家族にはたくまさしさと強さを感じました
その他たくさんのお話を聞かせて頂く中
やっぱり現場に来て、現場の方の生の話を聴いて
11ヶ月が経ち、忘れかけていたものを思い出した気がします
そして神奈川に住む私の生活がどれだけ幸せか・・・
改めて感じたときでもありました
まずはこのご縁を頂いたご家族に今自分のできることから
そんな気持ちいっぱいです
また伺います
心は共にあります
それまでお元気で
感謝を込めて
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