福島の小さな友人からの手紙
「命の授業」の腰塚勇人です
先日の名古屋→石川→福島の高校での講演前日
福島の小さな友人から手紙が届きました
「福島で会えて嬉しかったです」「講演頑張ってください」
「私たちも頑張ります」「また、会える日を楽しみにしています」と
送り主は、今年5月に福島県飯野町で講演をさせて頂いたとき
ご家族で聞きに来てくれた
広野あみさん(12)と諒くん(10)からでした
私も一度ブログで紹介させて頂きましたが
この姉弟は震災以来、沿岸部の被災地と福島市を結ぶ国道114号沿いの峠道に
毎日朝6:20~と夕方4:30~1時間立っています
行方不明者捜索や復興支援などで行き来する
警察や自衛隊の緊急車両に手を振り続けています
大きな声で1日も欠かさず
今でもです
手にはカレンダーの裏に書かれた
「おかえり!!」「いつもありがとう」のメッセージなどを持って
通る車両に対し、手を振って「お疲れさまでした」と
大きな声をかけています
雨の日はカッパを着て立ち手作りのメッセージボードは
雨にぬれ、今は7つか8つ目だそうです
この活動は新聞やTVでも取り上げられています
始まりは「大きくなったら、人を助ける仕事がしたい」
という諒君が、登校前と下校後に手を振るようになったことがキッカケ
やがてあみさんも加わりました
この頃は時間帯に一台も通らない日もあるそうです
それでも毎日立ち続けている二人
自衛隊・警察の方が勇気づけれ励まされたことは言うまでもありません
「2人の根気には脱帽です。好きでやっているから苦にならないんでしょう」と
お母さんお父さんは見守っています
そして1台も通らない日もあるそうです
「それはそれで、いいことなんだよね」と
5月に会って名刺をお渡しし、お母さんから
「2人が先生に手紙を書きたいと言っている」
という内容のメールをいただきました
そしてそこには2人の活動に批判的な意見があり
お母さんとして二人の行動を止めさせるべきか
悩んでいる時もあったようでした
その内容は詳しくは分かりませんが
恐らく「放射能・・・」
それと悲しいかな妬み・・・
先日の福島の高校の先生の娘さんがこんな事を言ったそうです
「放射能に色が付いていたらイイのにね・・・」と
被災地を何回か訪れさせて頂いて一番感じることは
大人が真剣に必死で子どもを守ろうとしていること
そして福島の大人達は目に見えない放射能から子どもたちを
守っています
意見は色々あって良いと思います
でも少なくても広野さんご家族が責められたり、否定されるのは
違う気がします
「人を助ける仕事がしたい」
子どものこの気持ち大切にしているご両親
それを自主的に行動に移している姉弟素敵です
現に私も彼等から生きる勇気をたくさんもらっている大人の一人です
私にとって大切な友人たちです
今回は会えなかったから、次は必ず会いましょうね!!
今日は午後から山梨県河口湖の中学校で講演です
感謝をこめて
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