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恩おくり 8 ~夢をあきらめない3~

恩おくり 8 ~夢をあきらめない 3~


「命の授業」の腰塚勇人です

1月に入りドッチボールリーグ戦が始まった
その時のクラス総合的な力は生徒たち自身が
学年で1番か2番と自覚するまでになっていた

本当によく練習した
その一年間の思い出に授業をした記憶がない・・・

成功法則=「質」×「量」をまさしく実践していた

その「質」の部分が高学年との練習試合だけでは実はなかった
「ダイヤモンド作戦」の徹底的練習と個人のレシーブ力の向上

今では考えられない練習かもしれないが
早稲田のラグビー部出身の先生が生徒を壁の前に立たせ
思いいきりボールを投げてくる (当然とれる見込みのある生徒へだが)

最初はよける・逃げる・追いかけられる
そのうち取れないけど触れるようになる
そしてついに取れてしまった!!

あの時の喜びは忘れられない
大人が真剣に投げたボールを取ってしまった時の胸の感触・・・
痛いけど嬉しい・・・

プロのピッチャーの球を少年野球の選手が取るようなものだと思う

一回それを味わうと面白いことに
また取りたくなってボールに自分から向かっていくようになる
目がキラキラし始めた

内側から湧いてくる自信そのものであった
先生はそのボールを取れた生徒を「愛の戦士」と呼んだ

愛の戦士の役割はドッチボールが苦手な子を守ってあげること
なんだかカッコイイ役割をもらった気になりさらにやる気満々になった

6勝0敗
最後の一戦
それは一学期の優勝クラス
彼らも陰練をしていた

彼らのアドバンテージは前回優勝を味わっていること
私たちのアドバンテージ・・・
失うものは何もない

あるのはただ「全勝優勝して喜ぶ」と決めた目標と
9ヶ月間練習をしてきたという自信

教室を出る前に先生が、優勝してクラスに帰ってきたときの喜びを練習させた
みんなで握手をして、ハイタッチをして大きな声で喜んでガッツポーズをした
黒板には「全勝優勝おめでとう!!」と学級委員が書いた

まさしく夢の先取りだった

結果は内野の数が9人対7人で勝った
全勝を優勝をした
正直なところは「した」ではなく「してしまった・・・」かもしれない

教室での2回目の本当の祝賀会は最高だった
そしてどうしてもやりたかった先生の胴上げをした

またまた先生が泣いた
お前たちとこれを味わいたかった・・・
夢は必ず叶うんだ・・・
絶対にあきらめるな・・・
お前たちは必ずできる!!

仲間の大切さを知った
一つにまとまった時のチームのエネルギーを知った
あきらめず努力を続けることの大切さを知った
夢は自分の手で叶えられることを知った
自信のつけ方を知った

今、私の人生における根っこの部分がここにある

今年2月、校長先生になった恩師の小学校で「命の授業」の講演会をさせてもらった
恩返しができた

そしてその時に作ったムービーが「命の授業」

今は恩おくりが自分の使命です
ありがとう先生・・・

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