私には何ができるのだろう・・・
「命の授業」の腰塚勇人です
3学期が始まり、生徒たちは生活目標を立てました
その中である生徒の目標が
遅刻をせずに毎日登校するでした
このような目標を立てる生徒の生活習慣は想像がつくと思います
もう高校生なのだから「自分のことは自分で」といいたいところなのですが
やはりご家庭の影響も正直少なくはありません・・・
そんな彼が昨日・今日と今学期二日続いて遅刻をしました
さすがに昨日の今日ということもあり少しお灸を据えられました
確かに今年になってから遅刻せずに登校できていたので
昨日・今日の彼の言うことは言いわけにしか聞こえなくもないのですが
しかし今年になってから遅刻して学校に来ると
「遅刻してスミマセン」とすぐに素直に謝る彼の姿がありました
遅刻という行為よりそのものより私たちとの約束を破っていることへの
罪悪感を彼からは感じました
どこかで信頼を失いたくないそんな姿にも見えました
ただこれから遅刻をしない約束になると
・・・になるのです
意志が弱いとか無責任とかいうことのでは片づけられないものを感じました
今日の帰り際彼に「月曜には頑張っておいでね」と
昇降口で声をかけ見送りました
それから30分後、近くのホームセンターへ用があり車を運転していると
電車で帰るはずの彼が電車を使わず歩いているではありませんか
そのまま歩いて帰ったら2時間近くかかると思います
彼を車に乗せ家の近くまで送りました
バツの悪そうな彼と多くは話しませんでした
一つだけ分かったこと
それは事情はわかりませんが、通学定期を持っていなく
今学期になってからの行き帰りは徒歩だったようです
そう考えると遅刻しないで来ていた彼の努力には頭が下がりました
お母さんへの連絡は彼と話をしてからにしようと思いました
彼は本当のことをどこまで話してくれるかどうか少し不安もあります
学校と親の板挟みになっている彼
そしてそのことにもっと早く気づいてあげることができなかったことに
申し訳なく感じています
今何をしてあげられるかは分かりません
ただ月曜日はじっくり彼の話を聞いてあげようと思います
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