恩おくり 8 ~夢をあきらめない1~
「命の授業」の腰塚勇人です
小学校3年生の時の出愛です
担任の先生は早稲田のラクビー部出身でした
新学期そうそう8クラス総当たり戦のドッチボール大会が行われた
クラスの仲間のことはよくわからないまでも
各々が自分の力をそれなりに発揮していたと思う
最前戦で相手と戦う子ども
一生懸命相手を罵倒し口でがんばり盛り上げようとする子ども
一生懸命に当たらぬよう逃げ回る子ども
なんだかやる気のなさそうにその状況を他人事のように観察している子ども
結果は・・・
0勝7敗・・・
全敗でした・・・
その帰りの会で事件は起きた
9歳の子どもながらに正直一勝もできない結果に
みんなへこんでいた
誰も話そうとはせず帰りの支度をしていた
聞こえてくるのは隣の優勝したクラスから喜びの声だけ・・・
帰りの会で先生の話になった時
先生はうつむいて何も話そうとしない
どのくらい時間がたったのだろう
先生が顔をあげた瞬間
クラス全員「ハッ」とした
先生が泣いている・・・
目を真っ赤にして涙がほほを伝わっていた姿は今でも鮮明に覚えている
9歳の子どもであった私にとって、
親が自分の目の前で泣いている姿さえ見たことなかったため
大人がまして先生が泣くなんて信じられなかった
衝撃的なものだった
先生は声を詰まらせながら私たちに言った
「俺は悔しい・・・」
「お前たちに一勝もさせてあげられなかった・・・」
「本当にスマン・・・」といって
深々と先生は頭を下げた
その光景に全敗で負けたことより個人的には
先生が、大人が泣きながら謝っている姿に
意味も分からずとてつもない罪悪感を感じていた
でも先生の次の言葉が胸をぐさりと刺した
「お前たちはクラス皆で最後まで頑張ろうとせず一人ひとりがあきらめた・・・」
確かにそうだった・・・
2人、3人の差で負けたことが何度かあった
やる前から「このクラス弱いかもって・・・」って
試合が劣勢になり始めると「やっぱりだめだ~」「また負ける・・・」
自分に負けた時の言い訳を用意していたり
負ける心の準備を始めていた
今自分が逆の立場になって
クラスという集団をまとめ目標を達成させるためのスキルが
ふんだんに盛り込まれていた気がする
3学期にリベンジマッチが行われることになった
さて結果は・・・
p・s
間違って自分のブログにペタしそうになったとき「アレ?」いつの間にかマンモスになってる?!
ちょっと嬉しくなりました
その前が何の絵だったか正直分かりません・・・
お気楽モードですみません
ブログを見てくださっている皆さんいつもいつも本当にありがとうございます
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