いなくなってからでは ~師を鍛えるのは・・・~
「命の授業」の腰塚勇人です
私には何人もの
見習いたくなる生き方をしている方がいます
その方々とは別に師と呼ばせて頂いている方がいます
その方を同じように師と仰ぐ仲間と一緒にいたとき
仲間の多くが師に対して質問を投げかけていました
あなたなら分かっていると事だと思っていたのに
そんな質問を?
時間の中でそんなことを思うことが度々でした
私は師といるその時間、ただ黙って師の話や
質問した仲間たちへの師の答えを聞いているだけでした
これも勉強・・・と自分に言い聞かせて
終わったあとに仲間に
「色々とあそこまでよく質問できたね
あなたなら分かっていることだと思っていた」と
一人の仲間に伝えると
逆に「あなたは何も質問しなかったよね」と言われました
続けて
「それじゃ学校の授業と一緒でしょ」
「本当は師だと思っていないんじゃないの?」
「何を恐れているの?」とまで・・・
あの時、彼を羨ましく思う自分がいました
そんな質問しなくても俺は分かっていると高をくくって
それ以上に師と仰ぐ方からの
評価を気にしている自分がいました
良い子を演じていた自分がいました
そのあと彼から言われた言葉です
いなくなったら聞きたくても訊けない
訊けるのは生きている今のうち
それと弟子を育てるのは師
師を育てるのは弟子の役目
だから聴きたいことは訊く
師の前では子どもでイイ
彼は絶対的に師を信頼し
自分を預けるところは完全に預けていました
だからといって
同じ生き方や言われたとおりのことだけを
するわけではなく
信頼はあっても依存の姿を見せることはありませんでした
心の底から生き方を学びたいと思っている人が
そばにいてくださるのに
嬉しくってたまらないはずなのに
何を訊いて良いのか分からない自分がいるのも事実でした
仲間の言葉もよく分かるし
その時は質問がなかった
話を聴くと決めていたというのも事実です
今だったらどんな質問するだろう・・・
次、お会いしたときの自分が楽しみです
そんな環境にいる自分が幸せです
と同時にあの時もっと訊いておけば・・・そう思う人や
そんな後悔をしない今のうちに
と思う方々の顔が何人も浮かびました
できるところから即行動ですね
感謝をこめて
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