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心通わすには

心通わすには


「命の授業」の腰塚勇人です

私が尊敬する社長さんから
お父様から社長業を交代するまでの
苦労話を聞かせて頂きました

経営が傾き、社員の方々の勤務態度も
悪い状態の中で
違う会社で働いていたところを呼び戻され
会社の再建を専務として言い渡されたそうです

しかし何をするにもお父様の考えが優先
当然、社員の方々からは総すかん状態

どんなに会社の社風、労働環境、社員の方々の意識改革に
組んでも全くといっていいほど成果は上がらない

何度もやめようと思ったそうです

その方には尊敬でき相談できる恩師がいて
その恩師の方から言われた言葉が

相手に問題解決を求めているうちは何も変わらない
表面的な事を取り繕っても中味は変わらない
心を通じ合わせなさい


そこで社長さんが考えたことなんだと思います?


それはその社長さんがよく言われる言葉です
遠くて弱いところから始める

会社でいう遠くて弱い立場の人

それは若手社員や新入社員の方のことで
一般的にその人たちが通常の仕事以外にすることを考えたとき
思いついたのが面倒くさく、辛くて、汚く
誰もやりたがらないこと
即ちトイレ掃除だったそうです


やり始めたときお父様である社長を含め社員の方たちは
全否定

正直ご自身も何度もやめそうになったそうです
その時に掃除で会社の再建をした社長さんに出会い

その方から言われたことは

あなたのしていることは社員への教育です
教育の成果はすぐには出ません
教育の一番の成果は心を通わせる事が目的です
それは継続の中に生まれるものです
一人でも続けなさい


自分のしてきたことに
確信が持て勇気が湧いた時だったそうです

はじめて掃除を手伝ってくれた社員の方が現れたのは
丸2年経った時だったそうです

「あの時は嬉しかった~」と
15も年前のことを昨日のことのように話してくれました


今では会社にることがほとんどできない状態の社長さん
社員の方からは

外出先にいても、何か困っていることはないですか?
会社は大丈夫ですからと言われるまでに

俺がいないほうが良いんじゃないかなぁ~と
冗談交じりで幸せそうに言う社長さん

私も社員の方に会ったことがありますが
皆さん会社が大好きで、仕事に誇りを持っていました

心が通じ合っているんです


社長さんにとっては掃除が
社員の方と心を繋ぐきっかけでした
それが掃除でなくても

遠くて弱い所から
その人たちの立ち場になる


子育てでも
職場でも
今回の震災でも
大切な視点であると感じています


感謝をこめて


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