81歳と75歳
「命の授業」の腰塚勇人です
昨日の土曜日、親父の病院に行くと弟夫婦が来ていました
循環器の一般病棟の個室に移ったので
私より大きな弟が部屋にいるとなんだか部屋が狭く感じるだけでなく
部屋の温度が上がり、空気まで薄くなったような・・・(笑)
仕事が忙しくて休みの時にしか来れない弟でも
彼の明るさは半端じゃないんです
親父は弟に電気カミソリでお互いに文句を言いながらも
嬉しそうにヒゲをそってもらっていました
日に日にちょっとずつ良くなっている気がします
そんな中、サプライズが!
親父は4人きょうだいで長男・長女の次の3番目
一番下の妹さんと、長女のお姉さんは元気で親父に会いに来てくれました
しかし一番上のお兄さんは昨年の夏大病をし在宅でリハビリ中でした
親父も兄貴には心配かけたくないから連絡するな・・・
と言っていたのですがそこはやっぱり兄弟
昨日そのおじさんは、奥さんと息子さん夫婦に連れられ
親父に会いに来てくれました
家から出て息子さんの力を借りて病院へ来るだけでも
相当なエネルギーだったと思います
親父はお兄さんの顔を見るとベットを起こしてくれ自分からアピール
二人で顔を見合った瞬間からお互いに泣いていました
81歳のおじさんと75歳の親父
親父も一生懸命に話をしようとしていました
昨年の夏、おじさんが大病したとき一番力になったのは親父でした
そして同じ時期に車をもう一度買い換えたいと言って
「欲しい車は?」と聞いたら「7人乗りの車が欲しい」と
なぜに今更7人乗り???
親父は兄弟夫婦みんなで自分が運転して
4年前にした旅行がもう一度したいという夢をもっていたようです
昨年の夏、親父と一緒におじさんのお見舞いに行ったときと比べたら
別人のように元気になっていました
おじさんも声が上手く出なく、親父と同じ病気で倒れたのですが
おじさんの回復ぶりに声が出ない同志でも
別れ際の固い握手の中には
「俺もここまで良くなったからお前も大丈夫、きっと良くなる」
そんなメッセージを感じました
おじさんが帰ってから親父がぽつりと
「きょうだいで旅行に行きたい・・・」と
大丈夫、行けるよ
スケジュールを調整して日にちを決めるところからですね
色々あっても、いくつになってもきょうだいの中には
いつもは一番お互いを客観視していながらも
親の愛情とはまた違った何かあったら・・・俺が
そんなものがあるな~と思いました
昨日はそんなことを感じた一日でした
大きくなりすぎた弟を見て改めて
二人だけの兄弟、もっと元気なうちに仲良くしなくては・・・
(仲が悪いわけではありません)
それとお互いもう少しスリムにならないと・・・
おじさんありがとう
親父、元気になりました
一緒に必ず旅行行きましょうね
感謝を込めて
検索
最近の投稿
- もっと学年を良くしたいんです 〜姫路市立大的中学校〜 2024年10月4日
- まつたけのニュースを観たら、ふと 2024年10月2日
- 道徳の教科書に命の授業が 2024年10月1日
- 「担任が道徳の授業で命の授業を」と校長先生から 2024年9月30日
- 8ヶ月ぶりの再会 〜東仙台中学校〜 2024年9月29日