親の愛と子どもの成長
「命の授業」の腰塚勇人です
昨日携帯にメールが届きました
それはある知り合いのお母さんから
心配事があってその後の様子を伝えてくださったメールでした
心配事・・・・
それは高校3年生になる息子さんのことでした
彼は高校に入ってからほとんど野球づけの毎日
そして3年生になった彼にとっては夏の甲子園を目指しての地区予選が
一番の大舞台であり、レギュラーでグランドに立つことが
個人的には一番の目標のはずでした
先日練習試合中、その彼に・・・
ピッチャーの投げたボールが右目を直撃
すぐに救急車で病院へ
脳震とうを起こし、5針縫う大けが
目は腫れ上がり、めまいと吐き気が数日続いたようです
その連絡を受け
一番の心配は彼の右目は見えるのか・・・大丈夫なのか・・・
その後の経過がお母さんから昨日メールで届きました
息子は5日後にある公式戦のことと
夏の甲子園予選のことが頭から離れなかったようです
でも、現実は目は開かないほどに腫れて 傷口も5針縫ってあり
野球ができる状況ではなかったです
私は、近年 心配するということをしないように心がけています
心配って私のなかでは、あまりいいことを想像できず、
悪いことを考えていることが多いからです
それは私が心配性だったから・・・どうしようもう無理とか
すぐに考えてしまってばかりいたからです
でも、今は違います
どんな時でも『大丈夫』うまくいくって自分に言い聞かせています
不安な気持ちを言うと、不安の倍返しがくるようで・・・
その時はそっと立ち止まることにしています
昨日、試合がありました
ゼッケンはありがたくいただいてきましたが、試合には出れませんでした
ベンチでみんなに声を掛けている姿
守備が終わったら一番先に出て選手達を大きな声で迎えて
ハイタッチしている姿を見て親として泣かされました
みんなそれぞれに大切な役目があることを息子に教えてもらいました
試合は惜しくも1点差で負けてしまいました
試合が終わって息子の姿がなく・・・一人でずっと泣いてたようです
自分が怪我をして試合に出れなかった悔しさ・・・
試合に負けた悔しさ・・・
まだいろんな思いがあって涙が溢れてきたんでしょう
思いっきり泣いたようです
後は元気になるだけですからね
その後、病院でした抜糸をしてもらい目の検査をしました
先生から『大丈夫ですよ、心配ないよ』って言っていただきました
母はこの言葉で安心しました。
息子の怪我 息子の悔しさ・・・涙
そこにはきっと成長した息子があると思います
私もこの一週間、立ち止まっていろんなことを教えていただきました
甲子園予選開幕まであと約1ヶ月です
親子で一日一日を大切にして思い出の夏にします
彼のチームを思う気持ちと今自分にできることを考えそれを行動に移す力
そして悔しさ
その感性や考え方はやはりこのお母さんあってなんだろうと思います
そしてその後ろにいるお父さんや顧問の先生、そして仲間の存在
「大丈夫」この夏、彼は大爆発します
心から応援したいです
親と子がお互い一生懸命に今自分できること考え生き
学び合って、成長しあって、感謝しあっている関係
原点は信じる力なのかも知れません
それとやっぱり子どもは親の鏡、大人の鏡です・・・
感謝を込めて
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