生きる速さ
「命の授業」の腰塚勇人です
親父のリハビリがベットに寝ている状態から
動く右足と右手と腹筋を使い
身体を反転しさせベットに座った状態まで
介助なしで自力で起きあがる練習をしています
見ているだけでこちらが体中に力が入ってしまうと同時に
やっぱリ思い出すのは
私自身もこんな時があった・・・
その時のやるせなさや苛立ち
そして心身の疲労感は今でも覚えています
なぜなら、ついこないだまでは
朝目が覚め、起きあがり歩いてトイレに行くことに
何の肉体的、精神的苦労もいらなかったのに
今は目が覚め起きあがるただそのその行為にさえ
身体の動く部分、使う部分に全神経を集中させなければなりません
エネルギーは使うし
上手くできないときはあるし
ため息は出るし
時間はかかるし
5秒以内で行けていたトイレに
何秒かかるのだろう・・・
いや何分かかるのだろう・・・
生きる活動速度が変わっているんです
それもスピードアップではなく
命がなくなるレベルから超スピードダウン
それも意図的なスピードダウンではなく
望んでもいない状態へのスピードダウン
まだまだこの状況に否定的な思考と感情をあらわにする親父です
でも、大丈夫
そのスピードでないと
見ることのできない、見えない景色があるから
忘れかけている大切なものを思い出させてくれ
今ある幸せにたくさん気付きはじめ
自分のペースで人と生きる早さを比較せず
心豊かに毎日を生きられる日がきっとくるから
それは生きることが時間の早さや消化ではなく
今日をいかに自分らしく充実したものに
できるかどうかであることに気づくから
大丈夫、自分なりの小さな幸せ探し名人にきっとなれるから
今を一生懸命に生きている親父
尊敬します
感謝を込めて
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