ブログ

今を生きる姿で ~声帯を失っても~


今を生きる姿で ~声帯を失っても~




昨日は徳島県美馬市の穴吹中学校様の

人権教育講演会で

障がい者への理解というテーマで命の授業でした




私自身、障がい者でありながら

個人的に一番、大切にしていることは

障がい者である前に一人の人間ということ

そこにある命の重たさも

人として大切にされなければならない尊厳も

健常者と何も変わらないということ




障がいはその人の一部であって

全てではないといこと




それは健常者だって

できないことがあることと一緒

できないところは思いやり、分かり合い

助け合う、支え合う

これは障がい者、健常者関係なく

人として




そのうえでその人の障がい特性を知り

支援する側の「思い込みや観念」ではなくではなく

相手の方が何を必要としているのか

何に困っているのかに意識を向けられ

その思いを安心して伝えられることのできる

環境つくり、関係つくりが大切だと思っています




そして障がいがあろうがなかろうが

今を一所懸命に生きている人は

美しいし、カッコいいです

それが子どもの前に立つ大人だったら

子どもはどんな大人になれるか・・・

なろうとするか・・・




昨日、伺った中学校の校長先生

1年前に喉頭がんで声帯を切除し

声を失いました




それでものどの所にマイクのような機械をあて

会話をされていますし

来年の3月の卒業式には自分の声で

子どもたちに卒業おめでとうと祝辞を言うと

今、腹式での声出し会話のトレーニングをしています




校長先生が講演後

夢は今を生きる力

全ては自分が源

そして家族が一番のドリー夢メーカー

よく分かりますと




一人の人間として、大人として、教師として

自分の人生と向き合い、今を本気で生きている

校長先生の姿に感動しないわけがありません

学ばないわけがありません

それは私だけでなく

一緒に生活をする生徒さんたちも先生方も




教えとは言葉ではなく「姿」である

生きるとは量や長さでではなく「質」である




これからも一緒に生きていきたいと思う

目指したい素敵な先輩でした

感じたら動きます




今日は午後から

広島県府中町立府中南小学校様に伺い

気もちの授業です

昨年もご縁をいただいた学校で

今年も声をかけて頂き、嬉しくて仕方ありません




今日も楽しんで頑張って

自分の与えられた場所で命を喜ばせます

感謝をこめて
{1E738218-A426-469C-906C-C7FCF5B0C91E}





関連記事

アーカイブ

カテゴリー

講演関連情報
全国各地から届いた皆さんの声を
是非ご覧下さい
講演の主催をお考えの方
書籍&グッズ