家族だけではできないこと
昨日は岐阜県でこの5年間、毎年4月と2月に
介護福祉科、理学療法科、作業療法科の学生さんに
講義をさせてもらっている
サンビレッジ国際医療福祉専門学校様主催の
介護職スキルアップセミナーで
命の授業介護バージョンをさせて頂きました
私と父は命を医療の方々に助けられ
退院後の人生を介護、福祉の方々に助けてもらい
個人的に心から願うことは
これからの高齢化の時代、医療と介護福祉に携わる方への
仕事の環境、待遇をもっと良くして欲しいと
今現実に4年前、脳梗塞で倒れた
80になる父親と介護をする75になる母親との同居
いずれは・・・と思っていましたが
まさかこんな形で同居になるとは夢にも思っていませんでした
同居すると決めてから父親の病気の回復の事とは別に
親子といえでも生活環境が変わることに対しこんなにも
親に代わりやること、手続きがいっぱいで
身体も心もヘロヘロになりましたし
それ以上に退院後の父の受け入れ先の施設やリハビリ関係を
整えたくてもとにかく空きがない、順番待ち状態
自分たちのニーズに合った条件のところとなるとなおさら
自分たちが当事者になって初めて直面した
高齢化社会の中での介護の現実でした
(当然、地域によって様々ではあると思いますが)
まして私たち家族にも生活があり仕事もある
父母とお互いの負担、無理を
少しでも少なくした生活を考えると
本当に福祉、介護の方々の力を借りなければ
やっていけないんです
昨日も偉そうに思ったこと言わせて頂きながらも
介護職の方々には感謝の気持ちでいっぱいでしたし
お願いだから皆さんがまず元気で仕事を
イヤにならないでくださいと願うばかりでした
父母も若く、私も40代に入るまでは
介護なんてまだまだ先のことを思っていましたし
これから日本は超高齢化社会と言われても
正直ピンときていませんでしたが
今、現実に介護をする立場になって
福祉の方の力を借りるようになって
もし次、母が・・・
そしてもし、私や妻が・・・
そう考えたくなくてもそういう年齢になっている事と
今の介護福祉の現状を考えると
今、判断がつくこの時期だからこそ
本当に勉強も含めその準備の必要性も感じます
誰も望んで介護を受けるわけではありません
みんな健康で自分らしく、家族や子どもへの迷惑を少なくして
人生を全うしたいと思っているはずです
だからこそ
自分の身は自分で守る生活環境と「まさか」の時の準備は
当事者である自分ではできないことが多くなり
家族に負担をかけることが多くなるからこそ
事が起こる前に・・・
「自分が元気で考え、判断ができ、動けるうちに」
これ重要です
福祉、介護職の方々には感謝でいっぱいですし
福祉の志事に人生をかけている友人たちを誇りに感じます
私にできる応援をこれからも続けます
まずはまだまだ先のことではなく
自分の身は自分で守る準備ですね
今日はミーティングと終了後、富山に移動です
素敵な一日になります
感謝をこめて
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