先日、空港へ向かう電車の中
私の斜め前の優先席に臨月に近い妊婦さんが座っていました
電車の乗り継ぎが一緒で
次の電車に乗り込むと人でいっぱい
その彼女が優先席へ向かっても席は埋まっていました
彼女の席の前には
６０代の本を読んでいる女性と
２０歳前後のスマホいじくる青年たち二人が座っていました
その立っている妊婦さんが気になり
誰か席を替わってあげてほしいなぁ～と思いつつも
言い出す勇気がなく、祈るばかりの私
情けな・・・
一番最初に気が付いたのが一人の男の子
妊婦さんの姿に気づいた途端、顔が変わりました
次に隣でスマホを夢中でいじくる友達の顔をちらりと見て
スマホを再開
でもどこか居心地が悪そう
次に気が付いたのが本を読んでいた女性
その方はすぐに「どうぞ」と彼女に席を譲ってくれました
その瞬間に妊婦さん、席を譲った女性
そして何もできなかったけど私の中には
安堵感というか気持ちいい風が流れた気がします
その中で風が心の中で渦のようになっていたのが最初の彼
いたたまれなくなったようで
席を譲った女性に
「スイマセン、どうぞ座ってください」と立ち上がりました
またまたここで一瞬にして緊張感が走りました
お願い、座ってあげて・・・と
本を読んでいた女性に願いを込める私
また彼女も
「ありがとう」といって座ってくれました
こちらこそありがとうでした
嬉し恥ずかしそうなそうな顔の彼と
隣の友達を気にしてばつの悪そうな顔の彼
面白かったです
でも一番、ばつが悪かったのはその友達でした
二人のあれからの一日は寝るまでおそらく違ったはずです
やれた喜びとやれなかった後悔
やる理由とやらない理由
明暗を分けたのはちょっとの正義と勇気だったかもしれません
私も席を譲れる女性や彼のようでいたと思っています
また、自分の気持ちが後で悪くなるような生き方には
気をつけます
席を譲ってくれてありがとう
たくさんの気づきをありがとう
今日はこれから宮崎県に向かいます
２年ぶりの宮崎です
今から新しい出会いにワクワクしています
今日も素敵な一日なります
感謝をこめて
