着替えるだけで
「命の授業」の腰塚勇人です
親父が脳梗塞でたおれ、2ヶ月が経とうとしています
一昨日、回復期のリハビリ病院に転院しました
転院する際は介護タクシーといって
車いすでそのまま乗り降りできる車に乗って病院への移動でした
病院への転院の朝、「親父が洋服に着替える」と・・・
この2ヶ月間、ずーっと病院着・・・
私の中では院内であっても
病院着からTシャツ・短パン、ジャージになるだけでも
気分が違うことは分かっていたものの
麻痺の強い親父の服を脱ぎ着させるのも色々な負担がかかると思い
してきませんでした・・・
でも先日、私服に着替えただけで
病人から私が知っていた普通の親父に変身
親父も嬉しそうでした
そこで親父がポツリ
来るときは2本足だったのに出るときは4本足だ・・・
半分冗談混じりではあったものの、親父の内側の声であった気がします
転院先のリハビリ病院に着き
最初にホットしたのが、担当の看護師さんとすぐに仲良くなり
心打ち明けていたこと
その方がナントこの間伺った岩手の釜石の方
これも何かの縁を感じました
そして私服からの着替えはTシャツと短パン
車いすに乗り自分で靴を履こうとする親父
「ありがとう・リハビリ頑張るよ」
親父の不安が和らいでいることが分かったのと同時に
服を着替えるだけでこんなに本人も周りも変わる???
と思えたことにビックリでした
この病院を退院したあとは家での生活が待っています
親父にとっては現実の世界の中で対応をせまられます
すなわちそれは自分の今失っているものを
現実の生活に照らし合わせ確認する中でのリハビリということ
だからこそ
親父のペースや気持ちに寄り添いながらも
親父に夢を語れることと選択は自分でできること
そのことは伝えていきたいです
そのためのモチベーションアップの方法もいくつか用意したあります(笑)
こんな言葉が頭に浮かびました
「星空を見つめ星はつかむことはできなくても
足下にある砂をつかむことはない」
ちょっとした環境の変化これって大切ですね
意識と余裕が必要です
良いヒントをもらいました
毎日のように通っていたお袋の
嬉しそうなホットした顔が印象的でした
親父もお袋、そして二人を支えてくださった皆さん
ありがとう
わたしも心の中が少しまた軽くなりました
感謝をこめて
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