「命の授業」の腰塚勇人です
昨日、講演で伺わせて頂く所までの
新幹線のチケットを買いに行きました
家から一番近い駅はそんな大きくないのですが
新幹線のチケットが窓口で購入できます
窓口には私の前に一人主婦らしき方がいて
中の職員の方と話をしていました
内容は・・・
電車の中に忘れものをしたようです
それも買ったものが入った袋を網棚に・・・
私もお土産用の崎陽軒（きようけん）のシューマイ（横浜では有名）を
忘れたことがあり、時間がなく悔しいやら情けないやら悲しいやらの
思いをしたことがあります
どこかで前の方の気持ちを勝手に空想していた時、聞こえてきたのが
駅員の人のどこか、やる気のなさそ～な、怒っているよ～な声
人は声を聞いただけでその人の心情を感じ、イメージを作ってしまいます
今、この人・・・みたいな
声って大事ですね
おそらく前の女性は＋その駅員さんの姿、身振り、顔の表情
全てを見ています
どんな気持ちがしたことか・・・
終点の駅から連絡待ちのため窓口には次の私が・・・
ちょっとドキドキでした
やっぱ・・・
この人、イライラしている・・・
チケット購入の前に払い戻しのお願いをしちゃったもんだから
なおさら火に油を注いだ感も・・・
座席指定でお願いしたつもりが、お願いした座席でなく
「スミマセン座席が違うんですが・・・」と言った途端
彼のストレスは絶頂に
デスクの下の方を一蹴り「ドン！」
ものすごい音がして中から他の職員さんが飛んできました
人って面白いですね
そばで人が見ていると自分を抑えようとできるんですね
窓口の外にいる私たちもあなたを見ているのに・・・
何に怒っていたのですか
仕事にですか
私にですか
それとも自分にですか
それとも仕事以外のことにですか
「お手数をおかけしました」と言ってその場を後にしましたが
正直後味が悪かったです
でもその時、私もおそらくこのようなことを気がつかないうちに
誰かにしている・・・
怒る理由を勝手につくって感情のままの言動を見せている・・・
冷静に、客観的に考えれば・・・
彼が見せてくれたように隣に誰かがいれば
見ている人がいれば感情を自分でコントロールしようと
いい意味でできる
自分の中にそういうもう一人の自分をつくりたい・・・
そんなことを思わずにはいられませんでした
ただ・・・
彼の胸にあった「サービス向上」の文字が
どうしても気になって仕方がなかった私がいます・・・
大切な気づきをもらった時でした
