「命の授業」の腰塚勇人です
週末５年ぶりに心友に会いまいた
５年ぶりの心友？？？
よっぽど遠くにいるのかと思いきや
東京のキッザニアの近くに住んでいます
家からは車で１時間くらいなのに・・・
週の半分は東京に行っているのに・・・
最後に会ったのは
今年６歳になる息子がまだ乳母車に乗っていた時だから
５年ぶりです
たま～にの電話だったり、年賀状のやり取りになっていました
５年ぶりに会って待ち合わせ場所で
お互いすぐに分かっただけでも救いです・・・
私は変わっていませんが、彼は少し大きくなっていた気がします・・・
おそらく彼もコイツ変わったな～って思っていたと思います
大人だからお互い口にしなかったですが（笑）
彼と会うと、どうしても忘れることのできない光景が思い出されます
先日中学で講演会をした直後に彼と会ったため
より思いだしやすくなっていたのかもしれません
彼と初めて会ったのは中学２年生の時
同じクラスになりました
昼休み教室のベランダで彼と話をしていた時です
その前後の会話は忘れてしまいましたが
彼が私にこう言ってきました
「腰塚の夢って何？！」
私は絶句しました
「夢・・・」
そんなこと考えたこともなかったからです
逆に彼に聞きました
「おまえは夢あるの？」
すると彼は「人間ができないことをしたい」
と私に伝えてきました
「人間ができないこと？？？」
彼は続けてその言葉の意味を説明しました
人は自力で地上を歩くことも、走ることもできる
水の中を泳ぐこともできる
唯一人間が自力でできないことが空を飛ぶこと
「だから俺はパイロットになる」と私に断言しました
目を輝かせ自信に満ちた顔は今でも覚えています
彼がカッコよくてたまりませんでした
刺激的でした
その夜、生まれて初めて本気で自分の夢を探しました
見つかりました！！
なりたいものが！！
私の夢ことはまた今度として
夢を本気で語っている友達に出会えたことが
本当に衝撃的で刺激的でした
その彼は、その後早稲田の工学部に入りグライダー部の部長までしながらも
目が悪くなりパイロットは断念しましたが
今はＡＮＡに勤めています
彼と会うとあの時のことが思い出され
彼に感謝せずにはいられなくなります
先日彼に会って、新しい夢ができたから教員を辞めたことを伝えました
すると彼は目を点にして
「お前よく辞めたな～」と一言
お前が教えてくれたことだよ
「夢は抱くものではなく、叶えるものだと」
「そして、そこに一番大切なことは情熱を持つことだと」
そう私が伝えると彼は苦笑いを見せました
イヤミで言ったつもりはありません
今でも私にとって彼は私に夢の大切さを教えてくれた
カッコイイ奴なんです
お互いに中年の星になろうと新たな夢を抱くことができました
