被災地に再び伺って 4 ~ホットステーション~
「命の授業」の腰塚勇人です
電気屋さんの話の続きをさせてください
電気屋さんが自宅でお店を続けると決めてから
一番最初に気になったこと
実は防犯だっったそうです
なぜなら町に灯りはなくなり
皆さん避難所暮らし
悲しいかな空き巣の被害は相当の件数あったようです
私も最初に被災地に伺ったとき
「何でタイヤがない車が多いの?」と疑問に思っていると
実はタイヤについているアルミがお金になるようで
灯りのなく、人がいないことで
タイヤをはずして持っていく人までいたようです・・・
そんな中、電気屋さんの息子さんは
お店の前の国道が街頭が全部津波で流され道が真っ暗で
歩いている人や学校帰りの学生さんの安全を考え
何とか灯りをつけたいと考えた末、思いついたのが
お店の前に自動販売機を置くことでした
そしてさすがだな~と感心したのが
ジュースは全て原価
「防犯とまだ寒い時期だったのでここに人が集まり
ホットステーションになってくれたら・・・という思いで
メーカ-さんに協力してもらいました」と
今ではたくさんの人が集まり情報交換の場所になっているそうです
ここにも自分たちの地域の復興は自分たちのできるところからという思を持ち
真剣に生きている方がいました
そこにはこの土地に生まれ育ち、この土地を愛しながらも
お亡くなりなったり、行方不明の方への思いが込められていました
この缶ジュースに込めれている思い
いつもと違う味がしました
冷たいジュースでしたが心が温かくなりました
ごちそうさまでした
感謝をこめて
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