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時には立場が・・・

時には立場が・・・


「命の授業」の腰塚勇人です

先日、ある学校で講演をしているとある父兄から
「先生・・・実はうちの子今、イジメにあっていて
      毎日学校へ行くのに子どもも親も必死なんです」と
打ち明けてくださいました

その後ろにある背景をお話下さり
担任の先生とも相談して「娘さんの学校へ行きたい」という気持を大切に
その環境をある程度整え、今は毎日送り出し、見守っているそうです

その対応の仕方は、人それぞれあるとは思うのですが
その方が一番苦しんでいたこと

それはご自分がPTAの役員であるが故に
勝手な観念だと分かっていても「誰にも相談できない・・・」
と言うことでした

相談できないということの中には「知られたくない・・・」
という意味も含まれているような気がしましたが

私自身にも当てはまるものがあり分かる気がしました

私にはその方の話を聴くことしかできませんでした
でも、お話をしてくれて嬉しかったです

最後に「お母さんも娘さんも頑張ったんですね」
「そして今も頑張っているんですね」とお伝えすると

涙を浮かべて
そうなんです、「頑張ったんです」「頑張っているんです」と・・・

このお母さん、正直な方だ・・・と思ったときでした
と同時にこのお子さんもこのお母さんがいてくれて良かった・・・と
思ったときでした

ある意味PTAの役員という立場がなかったら
親子共々もっと誰かに相談できたかも・・・と思ったときでもありました

「肩書きや立場が邪魔をする」そんな言葉が思い出されました


違う学校では管理職の先生が
「もっと先生を応援してあげたい気持はあるんだけど、
  立場上これ以上は・・・という限界があるんですよ」

と言われた言葉を思い出しました

立場というものの責任感であったり、使命感であったり、喜びであったり
ある意味足かせになるものであったり、限界であったり
そんなことを改めて感じるときでした

でも、私なりに大切だ思ったことは
自分自身、誰の何のためにその立場につき
その環境の中での立場を自分がどう生きるのか

すなわち今ある立場からの生きる目的が明確であるかないかで
自分にとって本当に大切にしなければならないものが見え
それを言動としてとるのではないかと思いました

今ある立場で私が一番大切にするべきもの
まずはやっぱり家族があっての今の自分・・・
そんなことも考えたときでした

生きている目的を自分が知ることの大切さを感じたときでした
それと知らないと時には立場や肩書きに振り回される・・・
そんなことも感じたときでした

感謝を込めて


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