外から見ると日本が色々意味で見えてくる
「命の授業」の腰塚勇人です
先日、伺った中学校の校長先生は
ドイツの日本人学校に勤務をした経験をお持ちでした
講演前に先生とお話をさせて頂く中で
外から日本を見てみると
良い意味でも、悪い意味でも
日本という国がよく分かるという話になりました
私がその中でも一番、興味深かったのが
ドイツの子どもたちは公共の乗り物に乗って
どんなに空いていて席が空いていても
座らないということでした
先生が不思議に思い、ある時
「どうして席が空いているのに座らないの?」と子どもに聞くと
彼等の答えは口をそろえてこうだったそうです
「僕たちの払ったお金は乗り物に乗るだけのお金で
席に座るお金は含まれていないから」
「席は大人料金を払った大人なの人が座るところ」
へぇ~
ある意味、こういう解釈の仕方もありか・・・
そう思えたときでもありながら
お金でサービスの質が違うのは分かるけど
お金でではなく相手を思いやる心の部分から
子どもたちに伝えられるのでは・・・
そんなことも思ったときでした
校長先生はこんな話もしてくれました
ドイツではベビーカーを押している家族は何をするのも最優先で
そのベビーカーの上げ下ろしも
普通に周りの人が手伝ってくれるそうです
バスの運転手さんまでも停留所に着くとやってくれるそうです
ある側面かも知れませんが日本の福祉は遅れています・・・と
そう思うと逆にドイツの方が日本に来たとき
ビックリするのが
飲食店に入りお冷やお茶をテーブルに置くときや
その接客の仕方がどんな安いお店に見えても
とっても店員さんの応対が丁寧でビックリして
心配するそうです
高いお店に来ちゃったのかも?
お茶なんて注文してないのにこれがサービス?
これが日本のスタンダードの
おもてなしの心だと知るとビックリするそうです
日本には脈々とつながる心の教育の文化と実践
もう一度見直すときかも知れません
分かっているけど・・・すらなくなり始めている気もします
そんなの知らない・関係ない
でも、子どもたちには必ず響く、伝わる心があるんです
できるところから大人が実践あるのみです
命が喜ぶ生き方すなわち
心が育つ生き方につながると感じたときでもありました
今日は滋賀県で湖南市で講演です
感謝をこめて
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