ダイヤモンドはダイヤモンドで磨かれる
「命の授業」の腰塚勇人です
先日、ある高校でお話をさせていただいた後
校長先生との会談の中であった話です
聞いていてものすご~く「深いな~」という感覚と
背筋が伸びた瞬間でした
それはある弱小の部活の生徒さんたちが
県内有数の強豪チームに胸を借りるつもりで練習試合をしたそうです
相手は県内外から選手を集めて来ているチーム
事件?はその時起こったそうです
相手のチームの監督が
「こんな石ころみたいな奴らにいつまで手こずっているんだ!!」と
自分のチームの選手を一喝
その言葉を聞いた選手だけではなく顧問の先生までも
ショックを受けたそうです
帰りの反省の時にどうしても顧問の先生は悔しさが納まらず・・・
チームの選手たちを石ころ呼ばわりした先生に対し
「うちの子どもたちはダイヤモンドの原石です」と伝えたそうです
すると相手の顧問先生は・・・
「生徒が石ころなのは顧問が石ころだからだ」と・・・
この言葉に先生は頭を金づちでたたき割られたような
衝撃を受けたそうです
皆さんはどう解釈されるかは分かりませんがこの先生は
「自分の生徒たちをダイヤモンドの原石と思うならそれを磨いてやる
自分もダイヤモンドになる必要が・・・」
そう思ったそうです
それ以上に、顧問と自分たちをある意味バカにされた生徒たちは
悔しさと同時に
自分たちを「ダイヤモンドの原石」だと言ってくれた先生に対し
「いつか必ず・・・」という気持ちになったそうです
そしてそれから1年後、全国大会の出場権をかけた県大会決勝で
奇跡が起きたそうです
石ころと呼ばわりした監督のチームを下し全国大会に出場したそうです
後にも先にもこれ一回きりの奇跡だった・・・と校長先生は
笑って話をしてれました
生徒たちは自分たちをダイヤモンドの原石と信じてくれた先生の存在に
心から喜んでいたそうです
それは高校卒業後いくつになっても彼らの中で忘れられない
思い出として残っているそうです
私はこの話を聞いた時、子どもたちも頑張ったけども・・・
やっぱりこの顧問の先生の出来事への受け止め方
そしてそこからの行動の仕方に心打たれました
子どもたちをダイヤモンドの原石と思うなら
ダイヤモンドを磨けるのはダイヤモンド・・・
石ころだらけの生徒たちなのは顧問が石ころだからだ
発言をこのように解釈でき相手を責める前に自分を改める
本当に生徒たちをダイヤモンドの原石と考えていたんだと思います
自分自身に置き換えてみて
考えさせられることがたくさんありました
大人として、親として、ある意味教師として・・
息子をそして出会った子どもたちを本当に心から
ダイヤモンドの原石なんだ!!と思ってきただろうか・・・
そう思ったとしても自分自身
今はまだ石ころでもいつかダイヤモンドになり子どもたちを磨ける努力を
すなわち大人としても勉強し成長し続けているだろうか・・・
成長する努力を怠ってある意味
石ころのまま子どもたちを磨こうとしてはいないだろうか・・・
ある意味アヒルの子はアヒルと
自分が成長したくない理由として使い
ハクチョウになれる可能性のある子どもたちを
アヒルで終わらせようとしていまいか・・・
たくさん色々な事が頭の中をよぎった時でした
と同時に石ころ発言をした顧問の先生のチームが負けた理由も
なんとなくわかります
私にとってはものすごく深い話をいただいた時でした
毎日少しでもいいから大人として、親として成長したい・・・と思っています
今日は午後から鹿児島県、高山高校体育館で講演です
ご縁に感謝をして本気で自分の成長のためにもお話させていただきます
感謝を込めて
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