19歳の誕生日
19年前の今日
スキーで転んで首の骨を折った日
呼吸ができなく死ぬかと思い
手足が全く動かないところから
命を助けてもらい
身体障がい者になりながらも
たくさんの方々に日々支えてもらい
新しい人生を歩みはじめ19回目の誕生日
手術直後、ドクターから
「一生寝たきりか車椅子の生活におそらく・・・
中学校の先生復帰は厳しいです・・・」
あの言葉には自業自得とは言え
目の前が真っ暗になり、出口の見えない
トンネルに入った状態でした
でもそこからリハビリを頑張る目的と
夢を与えてくれたドリー夢メーカーたちのおかげで
中学校に復帰できましたし
まさか先生を卒業し今、命の授業を仕事にしているとは・・・
この19年間
無理・できない・やめた方がイイ・バカじゃない
いろいろ言われてきましたし
自分自身にも言ってきました
でも一つ言えることは
感じたら動く
知覚行動=ともかくうごく
自分の直感を信じ
自分のためにも、大切な人のためにも
動けるんだったら動く
その動機は
笑顔になるのだったら
楽しくなるのだったら
助けになるのだったら
そして「やっぱりやっておけば、言っておけば」
の後悔をなるべくしない
今でも失敗はたくさんしますが
後悔はしないように・・・
動けなくなった、できなくなった悔しさが
たくさんあるから
一度、命と向き合い「まさか・・・」
人生いつ何が起こるか分からない中
確実にいつか死を迎える時がくるからこそ
その時に
「イイ人生だった、楽しい人生だった、ありがとう・・・」
って言って終わりたいですし
それはいつかは分かりません
だからこそ、今、今日を大切に生きたい、動きたい
毎年、3月1日は
転んだゲレンデと入院していた病院に行き
命と向き合う日なのですが、今、旭川にいます
60歳の定年まで担任にこだわり続けた大学の先輩の
最後の卒業式でクラスの3年生の子どもたちに
伝える言葉を聞きたくって
その言葉を聞いて、来年20歳の誕生日までの1年を
頑張りたくて・・・
卒業式には当然出れませんが
体育館でする最後のホームルームでの先輩の言葉が
今から楽しみです
今日までの19年間、私を助け支えてくださった皆さん
本当にありがとうございます
またこの1年もどうぞよろしくお願いします
そして来年一緒に20歳の誕生日を迎えられたら嬉しいです
命を生かしてくれた皆さんと
19年動いてくれた身体に感謝を込めて