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20年分の道 〜2回目の成人式〜

2002年の3月1日 10:30

スキーで転んで首の骨を折り

昨日であれから20年

2回目の成人式

呼吸がうまくできず 

死を人生で初めて感じ

起きあがろうにも手足がどこも動かず

救急車の中では目を閉じたら

もう2度と目を開けられないかもしれない・・・

と「必死」に意識が遠のきながらも

目を開けていました

しかし救急車の中で考えることは

「俺はこれから、どうなるのだろう・・・」

不安と絶望に押しつぶされそうに

佐久総合病院に到着

処置室で、私が看護師さんに最初に言った言葉

「スキーウェア、今年買ったばかりなので

 脱がしてもらえませんか・・・」

そうしたら看護師さんから

「そんなことできません

 ハサミで切りますから‼️」 と一喝

あちゃ〜

それからありとあらゆる検査

一番怖かったのは

手術を待っている時間と手術室へ入る時

希望を持ちたくても持てませんでしたが

その時、一つだけ思ったこと

死にたくない

手術が終わってもう一度、目が開けたい

その晩、集中治療室で麻酔が覚め

一瞬目が覚め、生きていることが

自分で確認でき、ホッとして

またすぐに目を閉じました

長〜い1日 一生忘れなれない1日でした

あれから20年

あれから20回

毎年、命と向き合ったゲレンデに

通っています

過去を振り返るためではなく

来年の3月1日まで、この一年を

本気で生きるために

後悔なく今を生きるために

「まさか」はいつ起こるか分からない・・・

と教えてくれた場所だから

これからの1年、自分がどんな人生の道を

創ることができるのかへのワクワクより

この20年間、身体障がい者になりながらも

人生の主人公は自分である意識の中 

感謝と共に助けてもらった命の

これからの使い方を考え

一所懸命に生きてきた自分がいて

あの2002年3月1日から

20年分の道が自分の後ろには

しっかりできていました

昨日は

「20年間、良く頑張って生きてきました」と

自分を褒めてあげました

病室から毎日見ていた母なる山 

浅間山も「お帰り」って😁

自分の後ろにどんな道を創るか 

その道を振り返り見た時

自分がどう思えるか

吹雪の中

笑顔いっぱい、幸せいっぱいの私がいました

1年後も必ず笑える自分でいます😁

これからもよろしくお願いします

感謝を込めて

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