生きる力に ~施設の方々~
昨日は女性保護施設での講演でした
DVという言葉は良く耳にしていましたし
教師の時代も親から虐待を受けている生徒の対応も
児童相談所の方々としたことがあります
本当に子どもたちがかわいそうです
心と体に傷を負いながらも
お父さんお母さん、兄弟を
自分が悪いとかばおうとするんです
私もしつけ?という名の
父親には中学時代まではボコボコにされたくちです
「お前は長男だから」と弟が同じことをしても
いやもっととんでもないことをしても殴られ怒られることはなく
何で俺だけ・・・俺、父に嫌われている・・・
そう思ったことも度々でした
母にも手を出す父親でした
見ていて辛かった~
いつか父親にめちゃくちゃやって復讐してやる・・・
そう思っていた時期もありました
でも一緒にいてくれた友達が良かったんです
先生が良かったんです
母親が守ってくれたんです
この人たちを悲しませたくない
というかめちゃくちゃやって、この人たちと分かれたくない・・・
そのため学校が大好きでした
今では自分が親になって
父親の思いも少しずつ分かるようになってきましたし
子どもたちや家族に安心を与えられる大人でありたいとは思います
DVを受け保護された女性には
どこか男というだけで申し訳なさを感じたときでもありました
その方々にお伝えしたことは
皆さんはある意味幸せです
家族や大切に思っていた方から命を脅かされるくらいに
心にも身体にも大きなキズは負わされました
その恐怖やキズが癒えるのは容易いことではなくても
今ここでそのキズを一生懸命に埋めようと一緒に生きてくれている
施設の方がいるではありませんかと
私もケガしたとき4ヶ月の間
仕事を超えた志事、思事をしてくれた
医療スタッフの方に命と人生を救われました
その人たちのおかげで今があります
苦しいことがどんなにあっても踏ん張れます
本当にしんどいときは今でも会いに生きます
それと辛くて苦しいのは大切にしたいものがあるからで
それを一生懸命に手に入れたいのだけど
自分だけの力のでは厳しいと感じる日々が続いているから
でも大切なものを大切に思う気持ちはとっても素敵で
だからこそ一緒にその大切なものに優先順位をつけ
一緒に少しずつ手に入れるため生きてくれる人を見つけて欲しい
今、その最大の応援者が目の前にいてくれる施設の職員さんですと
時間の長さより今を本気で一緒に生きてくれる人の存在が
その後の人生においてどれだけの生きる勇気と支えになるかは
私だけではなく皆さん実感していると思いますと
今ここに気づけ、今ここにできる小さな感謝の積み重ねが
自分の幸せを少しずつ作っていくのだと思っています
幸せ作りは自分への責任づくりでもあると思っています
ケガをした後、尊敬する方からこんな言葉を頂きました
過去への感謝は今と未来の責任につながる
ようやく父親にも感謝ができる歳になりました
今日も一生懸命に生きます
感謝をこめて
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