新たな記念日 ~今日、外を歩きました!!~
「命の授業」の腰塚勇人です
今朝、親父がデイサービスへ行く間際に
「外、散歩したいなぁ~」とぼそっとつぶやきました
それを聞いていた母親は
「いつも一緒に散歩してるじゃないの!!」と
親父が言いたかったこと
それは車いすではなく
外を自分の足で歩きたいという思いでした
親父凄いんです
病院、退院してきてからも週2回のデイサービスでのリハビリ
それと週2回訪問リハ
入院中は土日も休みなく
毎日、歩行のリハビリをやっていたので
これでも少ないくらい
でも、入院中より自力歩行への可能性が
見るからに上がっています
親父の自分の力で歩きたいという強い思いと
毎日の小さな積み重ねが大きな自信を生んでいます
自分から外を歩きたいと言ったのは初めてです
なので、デイサービスから帰ってきたら歩くことを約束しました
平らなところで4点杖を使い、家の中の練習と同じように
息子に車いすを後ろにスタンバイしてもらい
介助をしながら20メートルほど歩きました
みんな真剣でした
冷や汗もかきました
無理をさせるつもりはありません
万が一のことを考えていないわけでもありません
ただ、この頃親父が常に思っていること
それは「迷惑をかけたくない・・・」
自分のしたいことを、思っていることを言わないで、やらないで
周りから言われたとおりに、おとなしくしていれば
逆に何か言えば、ワガママ言って!!
生活が落ち着く中で、周りが勝手に親父に対して
これでOK、これで幸せと無言のメッセージを
渡してしまっている気がしました
親父の幸せは、生き方は親父が決めれば良いんですよね
自分も同じような気持でいたことを思い出しました
私自身「行きますか!!」と言ってくれた
リハビリの先生の言葉は今でも忘れません
なので親父が外を歩きたいと言ってくれたときは嬉しく
叶えてあげたくなりました
親父の「歩くって大変だな~」「体力いるな~」の言葉には
色々な思いが込められているようでした
でもそこに親父の決意が見えました
必ず歩く・・・
また新たな一歩を踏み出せた記念日です
そんな時間と気持ちを共有できるって
やっぱり幸せです
慌てず一歩ずつ、一つずつ
夢と自信を持って
必ず歩けるようになるから
感謝をこめて
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