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子どもの頃、してもらったことを

子どもの頃、してもらったことを

先日、認知症がすすみ終末期をむかえた義母が

医療的ケアをしながら最期まで入院できる病院に

転院をしました

12月に自宅での食事がとれなくなり

点滴での栄養摂取のため入院

しかしコロナの影響でお見舞いも

お正月に、家に帰ることもできず

ドクターからの言葉が「お母さん、終末期です」

元気になってまた一緒に暮らせると思っていたので

ショックでしたし

ではこれから先、家族のできること、することは・・・

一番お世話になったのは病院のソーシャルワーカーさん

優しく丁寧に家族の立場にたって

親の終末期の対応を教えてくれました

自宅で最期を・・・とも考えたのですが

医療処置が必要で家族の負担が大きくなるので

あきらめました

寝たままストレッチャーごと乗れる介護タクシーで

転院先の病院へ

家族の付き添いが許されたので息子も一緒に

2か月ぶりに会う母

病院に着き

ここがお母さんの人生最期をむかえる所か・・・

家族としてできることを一所懸命に

してきたつもりでいますが、一番の後悔は

病院や施設も含め、お母さんに

どんな最期をむかえたいか

その意志を聞けなかったこと

ドクターからはこの病院での入院の目的は

お母さんの安らかな最期をむかえさせてあげることです

そんなこと言われなくても解ってるわい!!

と思いつつ、説明責任なんだろうなぁ~

「よろしくお願いします」

全ての検査が終わり、15分だけ

母と一緒にいることを許され

手を握り、頭をなで、愛おしく母を見つめる

奥さんと息子

子どもで病気の時

母からしてもらったことを今、母にしている・・・

そこには美しささえ感じ

これからいつ面会許可がおりるかは変わらない状態で

万が一・・・の覚悟もして

奥さん、息子、私

立場は違えどたくさんの思い出と感謝の想いをもって

母と向き合っていました

色々な家族、色々な介護、色々な終末期

正解はなくても、色々なシステム・ルールがあり

お金が必要なのも現実です

一番の学びは子どもには迷惑をかけたくないからこそ

しっかり自分の人生の最期までの準備は

自分でして伝えておく・・・改めて

真剣に考える歳に自分がなっていることに気づきました

正直、お葬式のことだって・・・

母とまた会えることを楽しみに

私の父と母とのことも考えます

親がいて、今の私、家族がいます

感謝の中で、自分達の生活とバランスを取りながら

できることに心を込めて向き合っていきます

この時期に一緒に見に行った

早咲きの桜と菜の花が懐かしいです

まず、自分や家族が元気でいなければ!!

ですね

今日も素敵な一日になります

感謝を込めて

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