兼六園
「命の授業」の腰塚勇人です
仕事の関係で石川県に伺いました
いつもとんぼ帰りや移動が多く
じっくりその街を歩くことができなかったのですが
今回は時間があり
どうしても寄りたいところがいくつかあったので
車で行きました
そのうちの一つが金沢の兼六園でした
高校の修学旅行以来だから
かれこれ30年ぶり
男5・6人のクラスの仲間たちと来て
あんこのお団子を食べた記憶しか残っていなかったところで
懐かしさを感じると思いきや
おそらくその当時と兼六園の中は
さほど変わっていないのだと思うのですが
見るもの、感じるものが30年前と全く違いました
空気が違うんです
それは樹齢何百年という木々が出している
静かに生き続けているというオーラと存在感でした
一つとして同じ形の木はなく、生きている重みを感じ
一本一本とじっくり話がしてみたい・・・
そんな気持ちになりました
伺ったときは雨に雪が混じるような天気で
梅のつぼみも先っぽが少し色づくくらいでしたが
心が落ち着く時間でした
30年前には考えられなかった心境です
17歳時は血気盛んで
次は次は→
まだまだこれからイケイケどんどんで
毎日をがむしゃらに部活に生きていました
それはそれで今となっては宝物の日々と思えます
しかし人生半分を過ぎ
毎日を味わい、かみしめ生きる時間を持てていること
そこに学びや気づきを与えてくれるのが
師と思える人の言葉であったり振る舞いであったり
先人の方々の書物であったり
自然の木々であったり
すべては自分の内側と対話する時間であり
自分自身が生きている間に一つの庭園を造っている気がしました
また来ます
そんな言葉をかけて兼六園を後にしました
家までの500kmが遠く感じなかったから不思議です
家に帰ると伊勢の修養団の方からハガキ届き
その中にこんな言葉が書かれていました
花それぞれ、人それぞれ
それぞれに咲く
毎日を大切に過ごしたいです
感謝を込めて
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