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お好み焼き屋のおばちゃん

お好み焼き屋のおばちゃん


「命の授業」の腰塚勇人です

昨日の広島PTA協議会の講演には
300名近い方が暑い中、会場まで足を運んでくださり
心から感謝しています

参加された何人の方とお話をさせていただく中で
子どもたちへの教育の期待と逆に今の教育への不安
すなわちそれは子どもたちの問題を通して
ある側面では教師や大人、そして親のあり方、接し方に
つながっていると感じました

評論家になるつもりはありません
今、自分のできることで先生方や大人の方々の応援が
少しでもできたらと思っています

そんな中、前泊で広島に入り
友人に連れられお好み焼き屋さんに

そこは、友人が中学生の時から通っているなじみの店
お店の中は焼き手のおばちゃんの反対側に
椅子が6個のお店
食べるのは当然おばちゃんが焼いている鉄板の上だけ

食べられない人は後ろで待ってる・・・
ちょっとお預けをされているよな感覚と
じっくり広島風お好み焼きの焼き焼き方が見れて
お得感とお腹からは「グ~」の音

席が空きました!!

待っている時からおばちゃんは焼き始めていてくれて
座った途端に「ハイどうぞ!!」「熱いから気をつけてね」と
絶妙なタイミング

これも計算されているのかな・・・って考えちゃいました

するとおばちゃんが・・・

私を見て「あんたの顔どこかで見たことあるなぁ~ 」と

すると友人が間髪いれずに
「ハイおばちゃんこれ!!」

と言って「命の授業」の本をおばちゃんに

何であなたが持ってんの・・・
逆に私が持っていないことが・・・ダメじゃん俺・・・

本の表紙を見た途端おばちゃんが
「そうそう、あんたのことこの間のたけしさんのTV見たんだわ~」と
大きな声で喜んでくれました

一瞬、お店の中の人の視線の釘付けに
大きな身体を小さくしてしまった私がいました

次のおばちゃんの一言
「あの5つの何とかがええよね~」
「目とか口とか耳とかのやつのう・・・」
「私もあれがなかなかできんのよう」
「お店に張っとかなきゃいかんのう」と

私は心の中で「5つの何とかですか・・・」と思いながらも
やっぱり皆さん5つの誓いには感じるものがあるんだと
改めて気付かせてもらいました

その中でおばちゃんがこんなことを言いました
「80過ぎても毎日こうやって お好み焼き焼かせてもらえてるだけで
                 幸せだと思わんといかんのう・・・」と
「本当にありがたいことだ」
「神様とお客さんに感謝せんといかんね~」と

いつもなら初対面でも結構会話が弾む方なのですが
この時はおばちゃんの人生の重みと深さを
ただただ五感の全てでできる限り受け取ることでいっぱいでした

生きる神様でした

それともう一つあまり喋れなかった理由は

へらで直接お好み焼きを食べる事になれていないため
熱さと恐怖でそっちに神経がいっていた・・・んです

あげ句に友人は食べるのが早いの何のって
もう少しゆっくり食べさせろ!!って感じでした・・・

広島の方は優しくって熱いです
また、伺います
また、おばちゃんに会いにお好み焼き食べに行きます

それまで元気でね

感謝を込めて

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