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武士の情け・アジア初第九 ~松江豊寿(まつえとよひさ)~

武士の情け・アジア初第九 ~松江豊寿(まつえとよひさ)~

先日、TVつけたら徳島県鳴門で

「坂東の奇跡」「アジア初の第九」

この言葉が耳に飛び込んできて

!!! 鳴門

お付き合いの続く校長先生や先生方の顔が浮かんできて

そういえば、音楽専門の教頭先生から

ドイツ兵の捕虜修収容所があって

第九がアジアで初めて演奏された場所であると

聞いたことがあり

その時はその話をスルーしていたのですが

その番組を見はじめたら

えっ・・・そんなことがあったんだ・・・

100年前のことですが、当時は捕虜になった人は

自決か過酷な労働で命を亡くす絶望的環境におかれる中

板東俘虜収容所の所長、松江豊寿さんは

戦争に負けたとはいえ国のために戦った同志

自らの名誉を汚すことなかれと

ドイツ捕虜の人たちの人権と命を守り

鳴門にドイツの文化を広め

100年経った今でも「坂東の奇跡」として

ドイツでは松江豊寿さんのことが伝え続けられいるそうです

知らなかった・・・

でもなぜ、その時代に軍に逆らってまで・・・

そこには松江さん自身が戊辰戦争に敗れた会津藩士の子として

降伏した者の屈辱と悲しみを目の当たりにして育ち

「薩長人ら官軍にせめて一片の武士の情けがあ
れば」

そうつぶやく周囲の大人たちの苦悩の表情は

幼心に深く刻み込まれ

敵国のドイツ兵といえでも、あのような思いは・・・ 

「武士の情け、これを根幹として俘虜を人道的に取り扱いたい」

そして捕虜の人たちの基本的生活が守られ

収容所内にとどまらず地域にも

ドイツの文化が広まりはじめ

収容所閉鎖の時、松江所長へのお礼として

収容所で結成された楽団によるアジア初となる

「歓喜の歌(ベートーヴェンの交響曲第九番)」が

演奏されたそうです

昨日はそのドイツ館に行って

松江さんの功績を見ることができました

こんな日本人がいてくれたんだ~ 誇らしくもあり

知らなかった自分がちょっと恥ずかしくもなり

最後はドイツに帰ることができなかった方の

慰霊塔の前で手を合わせました

夜、鳴門の先生方と会うと

「僕、今、坂東小学校で勤務していますよ

 すぐ近くです」って  あらまぁ~

やっぱり来るべくして来て

会うべくして会っているんですね

TVの影響力の凄さを改めて知りましたし

行ってみようと思ったのも

徳島にたくさんの仲間たちがいてくれたからです

テレビもこんな番組をたくさんしてくれればいいのに・・・

誇れる日本人、たくさんいらっしゃいます

少しでも生きることができたらと思う毎日です

今日は高知へ移動し

明日からの3日間、4講演の準備をします

その前に、100年前に伝えられたドイツのパンの製法を

今も受け継ぐお店が鳴門駅近くにあるそうです

高知の友人にお土産に!と思っていますが

やっていたらいいなぁ~ 行ってみます

今日も命の喜ぶ、素敵な一日に間違いなしです

感謝を込めて




















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