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いのちいっぱいじぶんの花を

いのちいっぱいじぶんの花を


昨日は午後から友人の紹介で
相田みつを美術館館長
相田一人さんにお会いすることができました

皆さんご存じの相田みつをさんのお子さんです
(とはいっても私より10歳年上の先輩です)

朗らかで、穏やかで、誠実で、物静かで、優しく
お忙しい中、時間をつくりお話くださいました

教員時代から美術館には
何度となく足を運び
相田さんの詩を生徒達に伝えてきました

私の人生おいて
星野富弘さんと同じくらい影響を与えてくださっていた
相田みつをさん、この仕事をするようになってから
いつか館長さんとお会いしたいと夢見ていました
昨日その夢が叶いました

相田館長さん、私のことは「命の授業」の本で
知っていてくださいました

ケガの話をする中、星野さんの話になったとき
美術館に来られるお客様の中に
「詩ばっかりで花の絵はないんですか?」
「こんな詩があるはずなのですが・・・」と

星野さんと相田さんを
同じ方だと思っていらっしゃる方も実はまだ多いとか
笑いながら話してくださいました

相田みつをさんは書家としても一流の腕前だったそうで
最初は句を詠んでいたそうです

もっと自由に多くの方にと伝えたい思いを詩へと変え
その詩に合う書体を研究し練習を毎日続けたそうです

息子さんには
「一日筆を持たないと一週間調子が戻らない」と
毎日の鍛錬の大切さを伝え続けていたようです

あの文字、一つ一つの形、線の太さやかすれにも
相田さんの思いと意味があるそうです

館長さんの
「うちの父は60歳過ぎた頃からの遅咲きの桜でした
 今のスタイルのはじめの頃からお声をかけてくださる方は
 いたのですが自分がダメになると全て父は断っていました

花を支える枝
枝を支える幹
幹を支える根
根は見えねんだなあ

この詩を私は父から日頃よく聞かされました
常に根を大切に意識していた人です」と

同じような詩を思い出しました

美しい花を見た 美しい花は美しい枝についている
美しい枝は美しい幹についている
美しい幹は美しい根っこがささえているにちがいない


館覧券の詩が
「いのちいっぱいじぶんの花を」でした

先日、水戸で偕楽園の梅を見ました
自宅の庭にクロッカス黄色い花が咲き始めました
花を見て春を感じ喜ぶ私がいました

こんな詩が浮かびました

花を見て喜ぶ私
私を見て喜ぶ花の根


根の存在、根の成長に意識を向ける
改めて大切なことに気がつくことができました

とっても幸せな時間でした
ご縁をいただけた相田一人館長さんに感謝です

今日は午後から岩手県雫石町社会福祉大会で講演させて頂きます

素敵な出会いのある一日になります


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