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夢の扉 ~食べる喜び~

夢の扉 ~食べる喜び~


昨日、夕方台風が心配でTVをつけると
「夢の扉」という30分番組がはじまったところでした
何度か見たことがありましたが
昨日は最後まで釘付けになって見てしまいました

その内容は「誰にでも食べる喜びを」と
病院のドクターとイーエヌ大塚製薬 開発責任者の方が
協同で開発した見た目は普通の食事で
私たちが口にするも食材の形も味もそのまま
でも凄いのはその形ある固形のものを口に入れると
ほとんど噛むことをせずに溶けてなくなるというものでした
酵素の働きによるもので
この番組でもドリームメーカーと言われていましたが
開発責任者の方とチームの方々の研究、ご苦労は
生半可なものでなかったようですが
食事を口にして喜んでいる方々の姿に頑張って良かったと
涙を流されていました

皆さんは入院している患者さんが高齢であったり
体力がなく噛む力も弱い人、自力での食事が厳しい人が
点滴以外の出される病院食をどうとることが多いか知っていますか?
ミキサーでペーストにして出されることが多いんです

私は違いましたが、入院中何度かそのような光景を見ましたし
脳梗塞になった父が一時期そうでした

食べなきゃ元気にならないのは分かっているんです
でも今の自分の現状への精神的なショックや
命があり生きることに重点がおかれる傾向の中で
ペーストにされた流動食はまさに生きるためのものであって
食事の楽しみ、喜びからは離れたのでした

ホントかウソか、あまり病院食が美味しくされないのは
早く、元気になり退院して美味しいものを食べたいという
欲求を持たせるためだと聞いたことがあります

わたし自身も毎日、リハビリに向かう途中にあった
院内レストランの前を通たびに
早くここでカツカレーが食べたいと思ってばかりいました
そのために、リハビリを頑張っていたところもありました
夢だったカツカレーの味は今でも忘れません
そして、退院後なじみで行きつけだった
友人のお寿司屋さんのお寿司も
涙を流しながら食べたことを思い出しました

特別のものでなくっていいんです
普通のものが食べたい
みんなと同じものが食べたい
それができることがどれだけ幸せか・・・
そんなことで笑顔になれ、幸せを感じ
生きる力が湧いてきてしまうんです

なんだかオーバーラップするものを感じ
番組を見ながら泣いている自分がいました
ネットで検索でき番組も見れるようです
また、来週は
歩ける喜びを与えてくれるドリームメーカーの話しです
また見ます

生きることはどんなことでもイイから
喜びや楽しさを感じることであり
自分に対しても、大切に想う人に対しても
ああしたい、こうしたいの欲求が生きる力の
原動力でもあると感じています

人生、楽しかった~、幸せだった~と言って
そして少しでも回りの方のお役に立てて
夢の扉に光がさすお手伝いができたらと思っています

素敵な番組に出会えました
生きる力をもらった時間でした
今日も楽しさと喜びと感謝を
たくさん感じられる一日を過ごします


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