歴史ではなく記憶に ~3/11から2年~
昨日の2時46分
ちょうど横浜の中学校の講演を終え自宅へ帰る途中でした
車をコンビニの駐車場に止めさせてもらい
お亡くなりなられた方やそのご家族
そして今もなお震災によって
心身共に不自由な生活を強いられている皆様に
心を寄せて手を合わさせて頂きました
石巻の電気屋さんご家族
避難所の責任者だった方
瓦礫の中でお会いしたおじいさん
大川小学校の児童と先生方のことを
朝から思い浮かべていました
講演前に校長先生とお話をする中で震災の話になり
校長先生のこの言葉が残りました
この震災のことは「歴史ではなく記憶に残さなくてはいけない」
この言葉を聞いて他の方から聞いた言葉を思い出しました
天災は防げずとも人災は減らせる
いかに減災できるかであると
記憶に残すことすなわち
その時の情報が記録ではなく
「生のものとして」生き続けること
=人から人へ語り続けられることである気がします
昨日のニュース番組で
今までにも何度となく大津波がきた歴史があり
ある地域ではこれより下に人は住んではならぬ
といった警鐘をならす石碑が建てられていたそうです
それを守った地域の方は今回の震災で津波を逃れら
また同じような石碑があってもそうでなかった地域も・・・
歴史となってしまった一面であると思いながら
ニュースを見ていても被災された方々に限らず皆さん
記憶が風化しはじめているとは別に
「分かっているけど・・・」
命が大切、家族が大切なのは分かっているけど
生活をしていかないことには・・・
車で逃げることが最後は渋滞にはまり身動きが取れなくなり
命を落とす危険性が増すことは分かっていながらも
子どもやお年寄りを守るためには車が・・・
もの凄く複雑な気持ちになりました
ある意味、記憶に残したところで・・・
今、生活して生きていくためには
大切な人を守るためには
本当に大切なものは一体何であるのか
それを守るためにすることは何であるのか
改めて自分自身の問題として考える機会となりました
日本全国各地で、今後30年以内に
大きな地震が起こる確率が70%以上
いつきてもおかしくないと言われている今
色々なことを想定して
自分の身は自分で守る意識と準備はしたいものです
忘れた頃にやってくる
あの時、ああしておけば・・・
少しでも減らしておきたいものです
今を本気で生きる
その中に大切な人と自分の命を守る準備があること
改めて感じたときでした
感謝をこめて
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