64歳の大学生 ~今を生る喜び~
昨日は岡山にある山陰学園大学の公開講座で
講師として呼んでいただきました
学生さんをはじめ多くの一般の方が
命の授業を受けに来てくださいました
キッカケは私の
「テレビ寺子屋」の番組を見てくださった学生さんが
大学長さんに「腰塚の話が聴きたい」と手紙を書いてくださり
その手紙を学長さんが見て、学生の要望は叶えましょうと
生活心理学科の担当教授の方に私の講演会の準備を指示してださいました
驚きはいち学生の意見、要望が大学長まで届くということ
そしてその要望が受け入れられ実現してしまうということ
もっと驚きだったのが私のことを推薦してくれた学生さんが
仕事を定年退職、この大学に入学され心理学を学んでいること
現在64歳、大学2回生
この方は大学卒業後の発展途上の国の子どもたちに
教育を受けさせ一緒に生きていきたという夢を持ち
年の半分はそちらの国をまわっていて
8年間で大学を卒業する計画留年をされている方でもありました
担当教授が小さくまとまろうとする学生が多い中
その方の存在が学生達には色々な刺激になっていると
話された言葉が印象的でしたた
色々なものに好奇心の種をまいてくれ
それを実際に生きている大人の存在、言葉は
いつの時代の子どもたちにも大切なことだと私は感じてます
夢を本気で追う大人の存在、姿
「小さくまとまる」心に残った言葉であり
子どもたちにそのような生き方をさせてしまっているのは
私たち大人である気もしました
実際にその方に講演前にお会いすることができました
目がキラキラしていてこれからの夢をたくさん語ってくれました
そして今を生きるエネルギー源の話もしてくださいました
実は10年前に奥様を病気で亡くされ
それまで家のことをほとんど振り返らずに仕事をしていたそうです
奥さんが亡くなって本当に辛くてぽっかり穴が空いて
2年間は立ち直れなかった・・・と
「私も先生同様に大切なものを失って初めて
当たり前の中にある幸せと感謝に気づいた一人です
なのでテレビ寺子屋を見たときは泣きました
今、生かされている命、いつかなくなる命
感謝の気持ちを持って、今自分にできることに精一杯
命を使おうと決めました」と
その方の顔は少年のようでした
そして
「あの苦しい時を助けて支えてくれた人たちのおかげでの
今の僕なんです」とも言っていました
講演中もタオルで何度も目を拭いていました
私の心が洗われました
人と分かち合い、喜び合い、夢を追い
生きることを楽しむために命を使い、学び続けている方でした
素敵な人生の先輩にお会いすることができました
今日はこれから兵庫県のたつの市にある
山の学校という高校の文化祭に伺います
7月に伺って2回目で、来年2月は宝地図をつくります
この機会をつくってくれたロータリークラブの方々
そして生徒さん達と先生方に再会できる喜びを感じ
今日も楽しみます
素敵な一日なります
感謝をこめて
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