昨日は大阪で午前中、小学校４～６年生
午後は中学生に命の授業をさせてもらいました
午後の中学に車椅子の少年がお父さん、お兄さん、高校の先生たちと
私の話を聞きにきてくれました
彼は今、高校２年生
３年前、プールの事故で首の骨を折り
現状、上半身は動くものの両指は数本が何とか動き
下半身に関しては厳しい状態
この仕事をして４年前、当時高校１年生で
やはり中学生の時、同じ事故にあい昨日会った彼より
少し状態は回復していて今は大学に通う
九州福岡の友人を思い出しました
講演後、彼とお父さん、お兄さんと話ができました
ここまでくるのに彼が心の中でどれほどの葛藤があったか・・・
ケガをする前の当たり前の生活が一瞬で奪われ
手足は動かずとも頭の中は正常
命が助かっても、自分がしてしまったこと
そしてこれからのことを考えれば考えるほど
不安と絶望感が広がり
生きる力がどんどんなくなっていくんです
それが中学生に・・
お父さんのようやく元気になってきましたの言葉に
「良くここまで乗り越えてきたね」と彼にかけると
彼からは大粒の涙がいっぱい
腹だしさ、悔しさ、苛立ち、情けなさ
全て自分に向けた感情であり、それに向き合いたくても
自分では何もできな身体の現状には
頑張ろうと言われても本当にお手上げなんです
一緒に泣きました
泣くことしかできませんでした
でも、泣いた後には小さな元気が湧き頑張ろうと思えるんです
子どもの事故に胸を裂かれない両親、兄弟はいません
この言葉あまり使いたくないけど
やっぱり家族みんなでの「闘いです」
こんなことに負けてたまるか！なんです
お父さん、お兄さん、先生方も私の話しに
たくさんのヒントがありましたと
今、彼は行きたい大学があるそうです
その大学へ行く目的も明確になっているようです
彼の夢の実現を応援します
涙を流した分だけ笑顔になろう
あの時は・・・って笑って話せるようになろう
そして今の涙をうれし涙に少しずつ変えていこう
人生は楽しむものだよ
みんな君の心からの笑顔が見たいだけ
出会ってくれてありがとう
私にもまた一つ人生の楽しみが増えました！！
恩返しでなくて良いんだよ
恩送りで
それは君が君らしく輝くだけで良いんだよ
今日より明日、明日より明後日と
一歩だけ勇気を出して、元気を出してすすみましょう
時には休んでも良いからね
まだまだ良くなります
出会いに感謝です
今日も素敵な一日になります
