床に足のついた生徒たち
昨日は静岡県御殿場市にある
富士岡中学校の全校生徒さんたちと先生方に命の授業でした
空気は冷たい中、天気は晴天
雪をかぶった壮大な富士山が迎えてくれました
近くにはよく行く地ビールの美味しい時の栖(すみか)があり
学校は目と鼻の先で
「こんなところに中学校があったんだ!?」
私が知らないだけだったのですが
驚きと何とも言えない親しみを感じたときでもありました
全校生徒さんは600人を越え
3年生は10日後に卒業式という時期でした
私が住む学区の中学校は明日13日、
大阪の友人の校長先生の学校は14日
ある県などは卒業式後に3年生の高校の合格発表というところもあります
とても落ち着いている学校で何に感動したかというと
話しを聞いてくれている生徒さんたちの両足が
しっかり床についているんです
その足の状態だから当然腰骨も立っているし
その姿で1時間半、話が聴ける生徒さんたち立派です
やらされている感もなく、あの状態がスタンダード、当たり前
先生方の指導と伝統なのだと思います
先生方の生徒さんたちを信じ見守る目が印象的でした
生徒さんたちに自慢を感じている目でした
また校長先生が生徒さんたちから人気があるんです
先生同士、先生と生徒さんたちがとっても雰囲気の良い学校でした
この3年生だったら高校へ行っても活躍するだろうなぁ~
と感じたときでした
一人の親として、大人として
一番のベースは親であることは承知の上で
「子どもたちをここまで育ててくれて先生、ありがとう!!」
と言いたくなりました
日本中に素敵な学校、素敵な先生方そして
これからの日本を託せる心を持った子どもたちたくさんいます
「多くのことを知るよりも大切なことを知る」
価値観の多様が叫ばれる中、
人として大切な生き方
家庭の中で家族としての大切な生き方
学校の中で生徒として、教師としての大切な生き方
地域の住民として、日本の国民として
私はある気がします
それを自ら認識し生き、子どもたちに伝える、伝わる生き方を
まず大人が、教師がする必要がありますね
子どもは親、大人の鏡
生徒は教師の鏡
一生懸命に生きている親や大人が大半です
だからこそ今、自分がおかれている環境で自らの行動を含め
「大切なもの」確認できる相手、仲間の存在が重要である気がします
多くのことを知るよりも大切なことを知る
多くのことができることより大切なことを生きる
生徒さんたちと先生方、それぞれの立場で
お互いに大切なものを大切にして、そして共有して生きている
そんな素敵な学校でした
私も富士山のように
地にしっかり足のついた生き方のできる大人でありたいです
今日は山梨県甲府市で高齢者学習機関「ことぶき勧学院」卒業式で
お話をさせていただきます
今日も今を一生懸命に生きている方々にお会いできます
感謝の気持ちでいっぱいです
私も一生懸命にお話させていただきます
素敵な一日になります
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