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最期まで全力 ~木村校長先生とお別れ~

最期まで全力 ~木村校長先生とお別れ~

岩手県北上南中学校の木村前校長先生が

4月8日の未明にお亡くなりなりました

ちょうどこの日はお釈迦さまの誕生日

私の講演を6回も聞き、南中学校の生徒さんたちにも

命の授業をさせてくださり

最初にお会いした時からこの校長先生、只者ではない・・・

昨年3月のご退職の時も

「退職の置き土産で来年度、南中学校にもう一度

 来てもらえるようにしていくから

 本物は何度聞いても良い」と応援をしてくれた先生

木村先生、5年前にガンが見つかり

治療をしながら校長先生を続け

実は余命宣告までされていたそうです

そしてお医者さんには

退職の最後の卒業式まで命を持たせてほしい・・・と

退職後の一般講演にも、そして昨年11月29日

2回目の北上南中での講演にも車いすで来てくださいました

その時の痩せられた姿にショックを受けながらも

先生の目はキラキラで笑顔であふれていました

この先生、本当に学校と子どもたちが好きなんだなぁ~

講演中も凛とした姿の中に時おり涙を浮かべ

申し訳なかったですがあの時は

木村先生に生きて欲しい願いとエールを込めて

話をしていました

夜の会食は体調が思わしくない・・・と

そこまでして講演に来てくださった先生には

言葉では言い表すことのできない感謝でいっぱいでした

先生が元気かどうかの情報源は

朝6時にfbのブログがアップされるかどうか

アップがないときは入院中

今年に入り1月29日の青森十和田での講演後

お家へ伺え「今年も頑張るよ~」と

2018年度版、キムTノートを見せてくれたり

「君たちはどう生きるのか」と「命の授業」の共通性から

「斜めの関係・ポジション」の話をしてくれました

それからまた、ブログが止まり心配していたのですが

北上の友人からは3月13日の南中学校の卒業式には

行かれたと聞きまた3月20日にブログが更新され一安心

でもその1回限り・・・

実はこの時すでに緩和ケア病棟に入院され

ブログなど打てる状態ではない中

スマホで文字を打ち送信したと奥様から聞きました

最期まで教師として生きることに全力で命を燃やし

夢を叶える努力、実践を続け

夢を語ること、教えること、人前で想いを話すのが大好き

仲間や後輩の面倒見が本当によく、だからも慕われ

講演や研修をお願いされたらどんな体調でもイヤと言わず

そして絶対に座って話さない

そして翌日入院、そんなことも度々だったと

でもそれが先生の今を生きている証であり

木村流の残された命の使い方だった私は思っています

でも先生、早すぎます・・・

先生ご自身もですが、先生に出会った方々みんなが

感謝以上に悔しがっています

もっと先生と一緒にいたかった

もっと先生と語り合い、学びたかったって

昨日の火葬の前日、先生にお会いできました

穏やかな顔をされていて、その横にキムTノートがあり

中をめくると毎月1日に発行している私の通信に載せた

斜めの関係の記事とバレーホール全日本ユースの監督の記事が

切り抜きで赤線が引かれノートに張ってありました

木村先生に約束しました

斜めのポジションからの命の授業

これからも本気で覚悟をもって続けます

もし良かったら木村利光先生の3月20日のブログ

キムTメモを読んでいただけたら幸いです

今の時代の大人が実践し子どもたちにその姿を見せ

伝える必要のある内容だと感じています

木村先生、奥様をはじめご家族の皆さま

本当にお疲れ様でした

先生のご冥福を祈るとともに

先生、ご家族の皆さんをお守りくださいね

自分志大 心構えは心が前 感謝神経 知覚動考

先生からの教えをこれからも実践し命を喜ばせ

今日明日の山口県下関市での中学校様4校

楽しく本気で命の授業を伝えさせていただきます

本当に出会ってくださりありがとうございました

いつまでも先生は私の先生です

でも、寂しいです

感謝を込めて


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