人に見せない裏には
昨日は兵庫県立龍野北高校の
商業科定時制の生徒の皆さんに講演をさせていただきました
キッカケは今年2月に龍野北高校の全日制の生徒の皆さんに
ご縁をいただき、3月で退職された校長先生が
この話は定時制の生徒さんたちにもと
申し送りをしてくださっていたそです
挨拶ができ、アルバイトや仕事が終わってからの
講演にも関わらずしっかり話しを聴いてくれ
その姿に先生方と地域の方の応援を受けないはずがない
生徒さんたちだと感じました
その後、2年半前にご縁をいただき
中学校で講演をさせていただいた校長先生お二人と会いました
食事をしながら一人の校長先生が
「娘さんいくつになった?」ともう一人の校長先生に
「今年、中学に入学したよ」
「毎日、自分でお弁当作っているよ」
「週一回は俺が作ってやっているけどね」と
いつも会うと学校や生徒さんのことで熱く語り合い
あっという間に時間がたっていたので
プライベートのことはあまり話さなかったのですが
昨日は???
私には会話の内容がイマイチ理解できませんでした
申し訳ないと思いながらも
「先生、奥様は・・・」
すると
「7年前、娘が小学校1年生の時に病気で亡くなったよ」と
その後の言葉が出ませんでした
3年前に初めて勉強会でお会いし
その後、学校へ呼んでくださった時も
本当に前向きでいつもニコニコしていた
先生しか知りませんでした
「言わなくても、いいことだから」と
その言葉の裏にある先生の7年間の決意と
周りの人に余計な気を遣わせたくないという
気持ちを感じました
私が伺ったときの学校の状態は
正直、厳しいところがいっぱいでした
その中での教頭先生、一番の激務のポジションです
その時期に小学生の娘さんを一人で育てる
「一度、家に帰り娘の宿題を見て、ご飯を一緒に食べて
寝かしつけてから学校に戻り仕事する生活が続きました
その時、娘がいかないでって泣くんです
あの時は辛かったなぁ~
でも、一番辛かったのは娘です」と
そこを乗り越えてきた今だからこそと
うっすら涙を浮かべ話してくれた校長先生
そのご苦労は想像を越えるもので
私がもしそうなったら・・・自信など全くありません
その話しを隣で、黙って聞いているもう一人の校長先生は
全部知っているんです
そして、分からないように応援し続けているんです
お二人の間には強い信頼関係が見えるんです
「彼がいてくれたから・・・」
「それはお互い様だよ」と
こんな先生たちとお付き合いをさせていただけることに
幸せを感じ
一人の大人としてそして男として
先生方の生き方へのこだわりを感じたときでした
多くはいらない
でも、誰か一人でも今の自分のことを分かってくれる人がいたら
それだけで大切な人、今、張らなくてはならないものに
力は出せるのかもしれません
「いつになっても悩みは尽きないけどね」
と言いながらの校長先生の笑顔が
まぶしくカッコよかったです
いつも以上に心が元気になりました
先生、ありがとうございます
皆さん、素敵な週末を
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