あなたの笑顔に ~松葉杖の担当者~
昨日は山梨県甲府市で社会教育の一環である
一般の方が自分で課程を選び2年間学べる
ことぶき勧学院様の卒業式記念講演に伺いました
私くらいの年齢の方から父母の年齢の方々まで
皆さん目がキラキラしていました
講演の担当の方とご挨拶をしたら
その方、松葉杖だったんです
「どうしたんですか?」と訊くと
「アキレス腱を切ってしまいました」と
それでも司会をされ笑顔が爽やかで気持ちの良い方でした
自分の責任、仕事だから当たり前といえばそれまでですが
大変なそぶりを一つも見せない
この方の生き方の表れだと感心しました
ただその中で
「松葉杖になってみて、トイレの手すりのありがたさ
普通に歩けることの幸せに気づきました」
「頭で分かっていることと、なってみての実感は違いますね」
「こういうときに人の優しさが身に染みます」
「先生に比べたら大したことは・・・」と
担当の方は言っていましたが
「大切なことは起きたことの大小より
今、起きたことに自分が何を感じ
その体験からのメッセージを今後の人生の中でどう生かすか
その感じ方、考え方、そしてその生き方が大切であり
二度と繰り返さないこともその一つだと思います」
と生意気ながらお伝えしました
私もサッカーでボールを蹴らずにゴールポストを蹴ってしまい
右足の親指を根本からポッキリ・・・痛いのなんのって
その時の松葉杖の不自由さは歩くのに常に神経は使うわ
両手は常にふさがっていて、何をするにも一度止まって
松葉杖が取れたときの開放感は今でも覚えています
それ以来、足の指は折っていませんが
首の骨を折ってしまった私
情けないです・・・
原因の一つが
「たまたま」の事故という気持ちと
治ってしまったので、その時の大変さを忘れている私がいたことです
そしてそれからの生き方が・・・
「大変」なことが起こる前には
身の回りにたくさんの「小変」のサインが出ていて
それを見逃し、誤魔化していると「中変」サインに変わり
「中変」が何回か続いた結果の「大変」だと聞いたことがあります
サイン、忠告、素直に聞き入れ
忘れないように見えるところに
そして人のふり見て我がふり直せですね
ご苦労はおそらくたくさんありながらも
笑顔の素敵な気持ちの良い松葉杖の担当者の方のおかげで
気持ちよく仕事ができました
どんな状況でも今をどう生きるか
自分で決められるんですよね
これから静岡県浜松市の看護専門学校へ伺います
今日も素敵な出会いが待っています
今から楽しみです
感謝をこめて
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