「命の授業」の腰塚勇人です
昨日、電車に乗っていたら
おそらく７０代後半の男性が私の隣に
すると私の前の席に座っていた女性が
「どうぞお座り下さい」と声をかけ席を立ちました
するとその男性は
「いや結構です」とだけ言って立ったまま
女性は立ってしまったから、もう一度席に座り直すことはできずに
その場の空気が一瞬でがらりと変わってしまいました
周りにいたみんなが気まずい雰囲気の中
次の駅まで電車は走りました
駅に電車が着き「お願いだから誰か座って～」と思っていると
何もその席にまつわる出来事を知らない
サラリーマン風のオジサンが座ってくれました
どこかホッとした時でした
それから２駅先でおじいさんは駅を降り
ここでも心がゆるみました
親切心で席を譲ろうとしたことで
何でこんな事に・・・
誰が悪いというわけではなく
それぞれが感じたことを言動に移したことだけなのに・・・
でも席を譲ろうとした女性
やっぱり素敵に私は思えましたし
内心は分からないまでも
「譲ってやったのに」という顔より困った顔をしていました
そしておじいさんも
自分の正しさの中で対応であったと思いながら
正直、もう少し言い方があったのではないか・・・と
思ってしまいました
この頃、人生の先輩と良く話をさせて頂く中で
共通していることは必ず
「ありがとうございます」の一言からはじまるということ
その上で自分の「ＹＥＳ」「ＮＯ」の意見を
相手に伝えているんです
相手の気持ちをまずは受け取る
そこで「ＮＯ」と言われても一瞬に深～い溝が
できてしまう事態までにはならずにすみます
もっと凄いのは、ありがとうございますの後に
嘘か本当かは別にして相手を傷つけない笑いを入れて
「ＮＯ」の理由を伝えること
これは結構高度なワザだわ～と思いながら
こんなふうに言われたら
この人とはこれからも一緒にいたい・・・
そんな気持ちに私はなります
受け取り上手
断り上手
私もそんな大人になりたいです（もう十分大人ですね 苦笑）
日々勉強中です
感謝を込めて
