なぜ広島に? ~15年を超えての感謝~
「命の授業」の腰塚勇人です
昨日は広島県法務省矯正管区教育課の
担当者の方からのご依頼でした
法務省?
矯正管区教育課?
どういうところ?
ネットで調べ、担当者の方に聞いたら
主に少年医院を管轄する教育委員会みたいな所でした
こういう仕事があるんだ
その担当者の方とのご縁は確か東京のある講演会の2次会・・・
その時に名刺を頂き、その時の勤務先は
関東にある少年医院だったはずなのに
なぜ今、広島?
昨日お会いし訊ねると
数年単位で全国を移動するお仕事だということが分かりました
仕事の内容にも勤務地の移動が全国
それだけでも世の中には知らない事がいっぱいだな~と
改めて実感していました
講演を聞いてくださった方々は
矯正ボランティアという方でした
お仕事を持ちながら
少年医院をでた方たち個々の色々な相談にのっている方々でした
実は私も教員時代一度だけ
クラスの生徒の卒業式を少年院で迎えたことがあります
法的な罪を犯した事による、今後の本人の事を考えたうえでの
法的な対応でした
家庭裁判所で審判がくだり少年医院送致が決まったとき
少年医院へ何度か面会に行ったとき
そして少年医院での卒業式に出席したとき
教師として、担任として
「もっと何かできることがあったはずなのに・・・」という
生徒に対しての申し訳なさと後悔
そして自分に対してのやるせなさ、悔しさ、無力さ、むなしさに
心が締め付けられたことを今でも覚えています
本当に申し訳なく悔しかったです
彼がその後、お世話になった方が矯正ボランティアの方でした
その時のことを思い出し
15年を超えての感謝の気持ちとその時の後悔の思いを
誰も失敗したくてする人はいない
その前に色々な本人だけでは解決できない理由があったり
起きてしまった後の本人の責任以上に
周りの方がその方をどういう気持ちで、どういう目で見るのかで
その後の人生は大きく変わる
一人の人間が先なのか
犯罪を犯したという履歴が先なのか
障がいが先なのか
一人の人間としての人格が先なのか
本人の努力と同じくらい
周りの方の見方、接し方の影響の大きさを
生意気ながら自分のケガの体験の学びから話しをさせて頂きました
言うのは簡単です
それを実際に行っている方々に対し
頭の下がる思いでいっぱいでした
今自分が向きあう子どもたちには
自分のできることで大人として思いやりを持ち、軸を持ち
真剣に向きあおうと改めて感じたときでした
感謝をこめて
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