「命の授業」の腰塚勇人です
１１月の半ばに一本の電話がありました
「腰塚さん、合格しました！！」
それは１年９ヶ月前まで一緒に働いていた
養護学校の先生からでした
彼は今年３１歳
大学を卒業してから非常勤講師をしながら
教員採用試験を受け続けるも昨年まで不合格
そして今年、見事合格しての連絡でした
教員を卒業して１年９ヶ月も経つ、私に連絡なんて・・・
と思いつつも連絡をもらえたこと以上に
彼の合格が本当に嬉しかったです
彼と一緒に働いた４年間
ずーっと子どもたちが慕う先生だったから
子どものことが大好きな先生だったから
電話をもらい「お祝いしよう」と日時を決め
昨日会うことができました
それも最後の学年で一緒に働いた仲の良い先生も参加してくれ
４人での合格祝い＆忘年会でした
お祝いの乾杯から始まり話が進む中で
彼にこんな質問をしました
＊ 今年試験に受かった理由ってなんだと思う？
すると彼は
「今年は教える子どもたちが中学生から小学生にかわり
今までで一番大変でした」
「でも、今年試験に落ちたら教員はあきらめるって決めて
今までで一番勉強しました」
「それと、先生方の応援がここまで？と思うくらい半端じゃなかったです」
＊ この合格した事から、何か気づきや発見はあった？
「今まで勉強できない理由、合格できない理由を
自分で勝手に都合良く作っていたことです」
「今まで本当には本気じゃなかったんだと思います」
「一緒に落ちた仲間がいることに安心していました」
「その仲間が一昨年、昨年と合格し、
正直本気でヤバイ・・・とも思いました」
＊ これは恵まれていたな～って思うことは何？
「たくさんの先生たちに励まされ、応援されたことです」
＊ 特にこの先生のこの行動がってこと何かある？
「休みの日にもかかわらず面接や模擬授業の練習に付き合ってくれた
先生が何人かいたことです」
＊ この合格の経験でこれから人生で活かせることって何？
「その応援してくれた先生方の気持ちを忘れずに裏切らない
教師でいようと思います」
「僕もその先生方の足元にも及ばないけど
この経験を今非常勤の先生の力になれたらと思います」
「やっぱり最後は自分次第で本気になれるかどうかでした」
＊ 今、君が誇りに思うことは何？
「生意気ですが、俺はやればできるっていう自信ですかね」
「それと損得抜きで、これからも付き合っていける
大切な仲間がたくさんいることです」
こんな話をして時間が過ぎました
ちょっとお祝いの席で真面目過ぎたか・・・と思いながらも
「頭の中が整理でき来年からまた新しい気持ちで頑張れそうです」
の彼の言葉に内心ホッとしました
彼と話をする中、気づいたことがあります
俺も今年一年の振り返りの質問を考え答えをまとめて
そして来年に繋げよう・・・
来年もいい年になる予感でいっぱいです
感謝をこめて
