52歳
「命の授業」の腰塚勇人です
福島講演の前に友人からどうしても連れて行きたいところがあると言われ
一緒に行きました
そこは盆栽屋さん
人生初でした
庭には100以上の盆栽が所狭しと置いてあり
その一つ一つがほどよくまとまっていると言うより
自らの意志で伸び伸びカッコつけている?
そんな感じを私は受けました
そこにある盆栽はほとんどが50年以上前から生きているものばかり
それも先代と今の師匠が全部種から育てたというから驚きです
下世話な話ですが
平気で一つの盆栽で新車の車が2~3台
家が1件買えちゃうほどのものまであるようです
先代は皇居の松の手いてをされたまでの方
現師匠は恐らく日本でナンバー1の盆栽師であろうとのことです
その師匠は話の端々で先代のことをよく話してくれました
そのときこの師匠の仕事は「伝統文化を継承することなんだ」と感じました
日本のとてもすばらしい文化の一つだと改めて感じたときであると同時に
この師匠自身が一つの盆栽になる生き方をしている・・・
そんなことか感じたときでした
その師匠から一番に印象に残っている言葉は
「この仕事は100年、200年先を見て今仕事をしている・・・」と
すなわちそこには
「目先の事や利益に惑わせられずに目的をしっかり持って生きる」
「伝統や文化そして人としての生き方を盆栽という生き証人の残してつなげ広げる」
という強いメッセージが込められていました
師匠は話の中で何度となく
「盆栽育ても子育てと一緒だ」と話してくれました
「愛情をかけた分だけ、長い目で見てあげた分だけ、強くたくましく成長する」
師匠はそうも言っていました
床の間に置いてあった盆栽は52歳でした
私より年上でした
庭には80年、90年ものまでありました
じっくり生きている・・・
やはり見えてはいない根本と幹・・・にエネルギーを感じられずには
いられませんでした
人も同じだと・・・
俺の根本って
俺の幹って・・・
人は自然の生き物からから学び、感じるものが
たくさんあることを改めて知りました
どんな姿も今ある姿はあるべくしてある姿だな~と
しみじみ感じることができました
目の保養なんてそんなレベルではありません
全ての盆材が生き様を語っているんです
命の生き方を伝えているんです
もの凄いエネルギーを師匠から盆栽から受けた時でした
どうしてもまた来たくなりました
ご縁に感謝です
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