話せること
「命の授業」の腰塚勇人です
昨日は長野県の高校の文化祭でお話をさせていただきました
体育館は生徒さんたちの熱気でムンムンでした
集中力が切れても仕方ないなか
本当に暑い中1時半もの間、真剣に話を聞いてくれた
生徒さんたちは感謝するとともに
やっぱり真剣に伝えようと思えば必ず受け取ってもらえると
改めて実感しました
その中で話が終わった後の質問タイムで
ある生徒さんから
「実は僕は・・・」と
ご自身の体験とそこからの気付きの話をしてくれました
また、ある先生からは「娘が・・・」と
その後、私の講演を担当してくださった先生から
「あの生徒にそんなことが・・・」
「先生の娘さんが・・・知りませんでした」という話がありました
言わなくてもイイことです
逆にできれば知られたくないことです
それをあえて全校の生徒さんと先生方の前で
そして私に・・・
そのお二人が話をし終わった後に共通した姿がありました
そこには今の大変さを分かってほしいという気持ちより
「言えて良かった」「伝えたかった」という姿と
これからの生きることへの前向きなエネルギーを感じられずには
いられませんでした
だた自分の話を聴いてくれる人の存在
自分の素直な気持ちが言える人の存在
実はその話をしている瞬間が
自分の人生と真剣に向き合っているときである気がしました
そしてそこにはその人なりの決意が生まれるようでした
私自身も講演会の時、そのことを実感します
話を聞きに来てくださる方へ話しをさせていただいているつもりが
実は自分が発した言葉を自分が一番聞いています
そして自分に問いかけています
「お前はこれからどう生きる?」って
やはり人が行動にうつる原動力の一つが「安心感」なのだと感じます
ただ話を聴く
そこにはものすごいパワーを感じた時であると同時に
あなたなら克服できる、乗り越えられるという気持ちがないと
すぐに勝手に相手のためと思いアドバイスや意見をいってしまい
「最後まで聴いてあげることができない」
そんなことも感じました
答えはちゃんと本人の中にあります
本人の中に乗り越える力は必ずあります
しかし、そこには一人でもいいから
自分のことを話せる、分かってもらえる人の存在が必要である気がします
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